学校長のつぶやき日記(H27年度)

転任なさる先生方、ありがとうございました

 

 3月は卒業生が学び舎を巣立ち、そして、これまで共に頑張ってきた仲間の先生方が、新天地に向けて異動なされるということで、本当に寂しさを感じる別れの時期でもあります。特に、今年ご退職・ご栄転なされる13名の先生方は、震災を経験し学校全壊によりボールペン1本もない状況から、または震災後の教育環境も十分整わない混乱期に、学校再開・再建に向けて苦労なさった先生方ですので、感慨もひとしおと思います。各先生挨拶の中で「向洋生としての自覚と誇りを」「チャレンジ精神を」「読書は心の身だしなみ」「向洋の挨拶文化を大切に」「たくさんの経験から成長を」など、各先生方から思い思いのお話で向洋生に最後のエールを送って頂きました。式後、転任なされる先生方と在校生・卒業生が別れを惜しんで、いつまでも語り合う光景に、各先生方の人柄と本校での功績が偲ばれるような気がしました。転任・ご退職なされる先生方のご健勝と新天地でご活躍をご祈念申し上げます。大変お世話になりました。

ようこそ 気仙沼向洋高校へ 入学者説明会開催

 

 3月16日、平成28年度入学者選抜の後期選抜合格者73名が発表され、すでに合格が決まっている47名の前期合格者と合わせ、来年度の121名の新入生が決定し、本日入学者説明会を開催しました。入学までの準備について、学校概要や入学後の学校生活について、その他事務手続きや奨学金についてなど、部長・主任の先生方の説明に熱心に聞き入っていました。保護者の方々も含め、今後の学校生活に不安と期待が入り交じっての本日の説明会かと思いますが、一日も早く学校生活に慣れて、頑張って欲しいと思っています。

新たな向洋ブランド誕生?

 向洋といえば『サンマ缶詰』まさに代名詞的存在でしたが、今年、地元の菓子組合さんと酒蔵さんのご協力のもと、産業経済科の商品開発における授業で発案された、『酒粕ミルクシフォンケーキ』と『酒粕ミルクアルファフォーレス』というクッキーが新たに商品化され、12月6日海の市で開催された「けせんぬまお菓子フェア」で好評を博しました。そして、今度は、2月3日開催された第40回宮城県水産加工品品評会において、本校から出品した『サンマの水煮』が宮城県水産加工研究団体連合会長賞をいただきました。地元気仙沼に揚がったサンマと気仙沼で採れた塩、気仙沼の水のオール気仙沼で作られた『サンマの水煮缶』です。これまでの味付けサンマ缶と違い、どんな料理にもマッチする優れものとか。新たな向洋ブランドになれるよう大事に育てていきたいと思います。皆さん、楽しみにしていて下さい

溶接技術大会 見事団体2位!

 

 1月16日、宮城県職業能力開発促進センターにおいて、県内工業系12校が参加して今年度の宮城県高校生溶接技術競技大会が開催されました。日頃の本校における「ものづくり」に向けた取り組みが試される大事な大会です。阿部恭一君・吉田将人君・(2年)小野寺正也君(3年)の3人で組む気仙沼向洋高校チームは見事団体2位、個人でも4・5・6位と素晴らしい成績を収めることができました。仮設の決して恵まれた実習環境とは言い難いものの、不屈の頑張りで収めた好成績。健闘を称えたいと思います。来年こそは団体優勝、そして個人の上位独占を期待します。頑張れ向洋生!

JTEKTさんのご支援に感謝いたします

 1月9日、震災以来、毎年本吉地区高校バレーボール部に多大なるご支援いただいております株式会社JTEKTさんの支援金贈呈式が一関市の東山総合体育館で行われ出席してきました。本校でも大会参加費、バレーボール用具購入費等に大変有り難く頂戴しております。震災から5年が経過しようとしていますが、まだまだ復興は道半ばです。JTEKTさんからのご厚情をしっかりと胸に刻み頑張って欲しいと思います。
また、当日は日本バレーボールリーグVリーグプレミアリーグで活躍するJTEKTバレーボールチームの公式試合も開催され、本吉地区のバレーボール部員達と共に声をからし応援しました。日本トップレベルの素晴らしいプレーと選手達の最後まで諦めないで全力プレーに感動すると共に、我々もたくさん勇気と元気をいただきました。頑張れ!JTEKTバレーボールチーム!

いよいよ2016年のスタートです

 暖冬で「このまま春を」の期待もむなしく、いよいよ冬本番の気配です。本校でも1月8日の3学期始業式で、いよいよ2016年がスタートしました。大きな事故もなく再会できた全校生徒の明るい表情を見ながらホッとするとともに、1年の始まりにあたり気持ちが高ぶってきます。3年生は卒業間近、残された高校生活を充実したものにして欲しいものです。1・2年生は各学年の総決算の時期でもあります。来年度に繋がる総まとめをして欲しいものです。2016年いいスタートが切れました。今年も一年間よろしくお願いします。

2015年 大変お世話になりました

 2015年も残すところあと4日となりました。4月、情報部の先生に無理を承知でお願いし設定していただいた、校長日記でした。しかし、結果的には7月から休止の事態に陥り皆様の期待を裏切ってしまいました。普段生徒達には、「継続は力なり」と諭してはいるものの、我が身の不甲斐なさを恥じるばかりです。
 2015年も終わろうとしています。皆様のご支援のもとお陰様で生徒達は本当に頑張ってくれました。授業や部活動・学校行事等においても、また、地域復興に対する取り組みについても、大きな成果をあげ、十分向洋生としての役割を果たしてくれました。真摯に反省すべき点は反省し、心新たに2016年更なる飛躍を遂げるべく、生徒達と共に頑張っていく所存でおります。今年1年のご指導・ご支援に感謝を申し上げると共に、来年の飛躍をお誓いしご挨拶といたします。今年1年大変お世話になりました。

向洋の法被できあがりました

 

 過日、気仙沼中学校35回生有志(代表 畠山雅枝さん)の皆さんから『メッセージ鯉のぼり』の活動の一環として義援金を頂戴しました。そして、折角のご厚志ですのでどう活用させて頂くか検討し、念願であった校名入り法被の作成となりました。今後、校内外でのお祭りやサンマ缶詰販売会、ボランティアなどの教育活動で活用させて頂き、気仙沼向洋高校の良さをたくさんアピールしていきたいと思っています。ご支援ありがとうございました。(写真は10月17日開催されたみやぎまるごとフェスタでの販売風景です)

太平洋上で頑張っています

 

 10月10日、本校の情報海洋科海洋類型2年生15名、専攻科生3名、宮城水産高校専攻科生2名、計20名を乗せた県実習船「宮城丸」が第2次長期航海のために石巻港を出港しました。今回の長期航海はマグロ延縄実習や天体観測などでの海洋技術習得やハワイでの研修など、学校では得難い貴重な経験の場となることでしょう。本日、宮城丸から連絡があり、生徒達は船酔いも無事克服し、元気に船内生活を楽しみ、また、操業に胸を躍らせているとのことです。逞しく成長した向洋生の帰港を期待します。

向洋生  頑張っています!

 

 つぶやき日記を休止してからの3ヶ月間、いろいろなことがありました。

7月 ○2年生インターンシップで市内企業さんに大変お世話になり
    ました
   ○航海系2年生、函館に短期航海で行ってきました

8月 ○非常勤講師の武山櫻子先生、河北書道展で東北放送賞受賞
   ○気仙大介君(K2)、滋賀県で開催された若年者ものづくり
    大会フライス盤部門で全国7位にあたる敢闘賞受賞
   ○高野蘭君(K2)、村上潤君(K3)技能五輪第二次予選に
    出場、健闘するも惜しくも最終選考会に進めず
   ○ヨット部県新人大会FJ級優勝、総合準優勝
   ○一日体験学習会300名の参加で華々しく開催
   ○小野寺朱音さん・立花来夢さん(S3)東日本夢の架け橋プ
    ロジェクトでアメリカ合衆国訪問
   ○リアスフードグランプリ、惜しくも2年連続最優秀を逃すも
    大健闘

9月 ○森谷優輝君・三浦拓馬君(J3)、一日救急隊長で活躍
   ○新生徒会長にS2の鈴木萌哉さん決定
   ○ラグビー部、全国高校ラグビー県予選会、仙台工に圧勝、準
    決勝進出決定。

 いろいろな活躍や嬉しいニュースがありました。27年度も折り返しを過ぎて、気仙沼向洋高校はこれからも躍進を続けます。ご期待下さい。