校長のつぶやき(H31年度)

宮城丸が長期航海実習から帰港

 長期航海実習へ出かけていた宮城丸が11月14日(木)に気仙沼港に戻ってきました(気仙沼向洋高校情報海洋科・海洋類型2年生18名,専攻科・漁業科1年生3名,宮城県水産高校専攻科・海洋技術科航海コース1年生4名の合計25名)。
 生徒一人一人の顔を見ると,実習をやり切った充実した表情がうかがえました。所期の目的を達成して一回り大きく成長して戻ってきたものと思い,大変うれしく思います。思えば10月2日に,ご家族をはじめ多くの方々,かわいい保育所の子供たちに見送られて気仙沼埠頭から出港しました。出発時は海のうねりで船酔いが辛かったということです。出発後も台風,低気圧の影響で大変だったようですが頑張りました。
 航海技術や漁業技術をはじめ船員としての高度な技能や資質を養う貴重な実習だったと思います。夜間当直,レーダーの操作,海図への位置入れ,手動操舵,デッキ洗い,投網作業などのたくさんの体験で技量を上げたことと思います。専攻科生は錆打ち,ペンキ塗り等の船内作業を行ったとのことでした。また,満点の星を見上げて大自然の美しさ・素晴らしさを体感したと思います。さらに,ホノルルでの研修も充実していたことでしょう。正に,「海の文化」「異国の文化」について学んだ長期実習だったかと思います。ご苦労様でした。