2019年12月の記事一覧

気仙沼市立階上中学校区「志教育実践発表会」が開催されました。

 12月18日(水)に,「令和元年度 宮城県教育委員会指定 志教育事業(推進地区指定)気仙沼市立階上中学校区 志教育実践発表会」が本校体育館を会場として開催されました。本事業は「小学校,中学校及び高等学校が連携し,地域とのかかわりを通して,地域社会に貢献できる創造性豊かでたくましい児童・生徒を育成する」ことを目標としています。
 今回は「つなぐ・むすぶ・つたえる ~美しい地域とともに~」というテーマで,階上小学校,階上中学校,気仙沼向洋高等学校が連携して,日頃の教育活動の成果を発表しました。内容としては「防災学習」と「異校種間交流」を中心に据えたものとなりました。宮城県教育庁,気仙沼教育事務所,気仙沼市教育委員会,階上地区の皆様,PTAの皆様,地域の小中高校の先生方のご参加を頂き,盛大な発表会となりました。
 児童・生徒の発表はポスターセッションの形式で各グループが活発に取り組みました。小学生は「気仙沼の産業」を,中学生は「防災教育」「地域交流」を中心に,高校生は主に「異校種交流」について発表しました。中学生のグループの中には,寸劇や紙芝居を取り入れた発表もあり会場は活気に満ちました。児童生徒が生き生きとして発表する姿を見て本当に嬉しく感じた次第です。
 最後の全体会では,ご参加頂いた皆様からご感想やご意見を頂き有意義な時間となりました。とても貴重な企画だったと思います。今後とも階上地区の連携が発展し,さらに他地区との交流も盛んになっていくことが大切であると考えます。

 

PTA研修旅行を実施

 12月7日(土)にPTA研修旅行を実施しました。実は10月12日(土)に行う予定だったのですが台風19号の影響で取りやめになっていたのでした。この度,旅行の規模を小さくして「改めて地元を知ろう」というコンセプトで再企画したものです。参加者は20名ほど。
 まず,震災遺構・伝承館着を改めて見学しました。学校として防災教育に力を入れておりますが,PTAとしても意識をさらに高めていきたいと思います。また,地元産業の見学として今回は男山本店(酒造会社)を訪問しました。気仙沼における酒造の歴史や製造工程などいろいろなお話を伺うことができました。(ちなみに,本校では産業経済科の授業において,酒粕を使用したスウィーツの商品開発に取り組んでいます。これは,気仙沼の酒造りや酒粕の食文化に着目した企画です。)

修学旅行に出発

12月1日(日)2年生の修学旅行隊が出発しました。(京都・大阪面4泊5日)

 修学旅行に際して,私は生徒に伝えたいことが二つあります。
 一つ目,本物をしっかり見てこようということ。二つ目,見学地の文化遺産だけでなく,旅行中に出会う人々の様子をよく見ようということです。

【一つ目 本物の話】
 なかなか遠くへ旅行する機会がなかった昔の高校生にとっての旅行と,情報化が進んだ今とでは趣が違うはずです。それでも,考えてみると,今の時代だって西日本に行く機会はめったにないですよね。いくら情報だけあっても体が現地へ行っていなければ本当の体験はできません。ともすれば,金閣寺や清水寺もパンフレットの写真やネットの画像・動画で見て,もう分かったような気分になってしまいがちですが,目の前で実物を見ると感動があります。本物をしっかり目に焼き付けることが大切です。
 「本物」という言葉には「実物」という意味と,「トップクラスのもの」という意味があります。五感を使ってトップクラスのもの感じてきてほしい。この旅行が,「本物を見極める直感力を身に付ける一歩」となるように願っています。

【二つ目 人々の様子をよく見よう。】
 今回の旅行に際していろいろな人がかかわっています。添乗員さん,親御さん,先生方,現地行くとガイドさん,お世話をしてくださる旅館の皆さん,その他現地で出会う様々な人達との一期一会から「人として大切な何か」を学び取ってほしい。例えば,添乗員さんやガイドさんや旅館の方々は皆さんをいろいろと支えてくれます。その人たちと接すると感謝の気持ちが湧いてくるし,「これが,大人が仕事するってことなんだな」と学ぶはずです。

   充実した研修になりますように!