校長のつぶやき(H31年度)

学校再開から一ヶ月,・・・活気みなぎる夏がやって来ました!

 学校再開から一ヶ月経過しました。軌道に乗り,生徒は元気に逞しく学校生活を送っています。校内は笑顔で溢れ,活気がみなぎっています。教室での授業・各種実習は順調に進み,放課後の部活動も充実しています。この夏は3年生にとって最後の部活動期間です。これから,競技種目ごとに,県大会(代替大会)が始まります(7・8月)。心を焦がす熱い夏ですね。もちろん,今月は考査があり,まずは勉学にしっかりと取り組むことが最重要ですし,進路に向けた準備は「待ったなし」です。高い志と意欲をもって邁進してほしいと願います。

 さて,本校の最新ニュースとしては,東日本大震災の語り部クラブ「KSC(koyo Story teller Club)」が発足したことがあげられます。7月1日(水)の放課後に,有志生徒31名が東日本大震災遺構・伝承館に赴き,佐藤克美館長さん,伝承ネットワーク代表の近藤公人さん始め4名の皆様から指導を受けました。7月5日(日)には再び伝承館にて,階上中学校さんの語り部活動の練習会に本校生徒が参加させて頂く予定です。階上中学校の皆さんから,真摯にしっかりと学んでほしいと願います。がんばりましょう!

  最後に,いろいろな活動に取り組むに当たって,生徒に心掛けてほしいことがあります。まずは,興味のある企画に「参加」することが大きな第一歩ですが,できれば「参画」するという意識を持ってほいいのです。
 「参加」と「参画」は同じような意味ですが,実は違いがあります。
   ・「参加」とは,すでにある企画とか会に加わるというニュアンス
   ・「参画」とは,計画段階から関わるニュアンス

 「参画」は,「参加」に比べて,「より積極的に動いて加わっている」 という意味を持ちます。「主体性」が強く感じられる言葉です。実際には,「計画段階から関わる」ということが,いつでもできるわけではありませんが,「そのような意識」で取り組んでほしいということです。

 全ての生徒諸君にとって,充実した夏になりますように!

6月1日 今日から学校再開

 今日から学校再開です。1校時目は放送による全校集会を行い,私からは,次のメッセージを読み上げました。
 

【あいさつ】

 皆さんおはようございます。今日から本格的にスタートします。新型コロナウイルス感染拡大という100年に1度のレベルの世界的な危機が続いてきました。感染予防を行って命と健康を守るため,皆さんは,ここまで,社会のルールに基づいてよく頑張ってきたと思います。県内は落ち着いておりますが,他県では第二波の兆しが見られる地域もあります。これからも油断することなく,健康に十分留意しながら学校生活を送ってください。
  学校生活のスタートに際しては,急いでダッシュするのではなく,「よい形」で「着実」に「丁寧」に取り組んでいきましょう。「やっと活動できるぞ」という開放感もあろうかと思いますが,くれぐれも慎重に,まずは,「新しい生活様式」を身に付けていきましょう。衛生意識を高めるとともに皆さん自身の社会的なマナーを,より洗練させることが大切です。
  さて,これまでなかなか友達や知人に会えない期間が長く続きました。皆さんはどのように過ごしていたでしょうか。読書は進みましたか。新聞,テレビ,ネットなどの報道を見ますと,「物理的に離れていても,心を繋ぐことが大切である」ということについて多くの人々が意見を述べ共感しています。一方で,SNSでの誹謗中傷や差別的な内容の書き込みが社会問題となっています。あってはならないことです。大切なことは,人の気持ちを思いやること,汲み取り理解することです。このことを強調します。医学博士・解剖学者の養老孟司先生はかつて,「教養とは人の気持ちの分かることである」と言いました。そのためには本を読み,知識だけでなくいろいろな考え方や感じ方を知ることが大切です。読書で新しい世界を知り,人の気持ちを理解できる広い意味での「読解力」を養いましょう。人生に必要なことであり,お互いが気持ちよく有意義に暮らしていくことができるはずです。
  これから学校生活が本格化します。先ほど話したように始めはあわてずじっくりスタートしてください。部活動も段階的に進み本格実施に向かっていきます。ただし,教育活動全般において,例年の計画とは異なる部分が出てきます。どうか,理解してください。その上で,高校生らしい,明るく楽しく,けじめのある学校生活を創り上げていきましょう。
  3年生の皆さんにとっては,今年は進路を決める正念場です。また,部活動の期間は短くはなりますが,限られた時間を有効に使って意欲的に取り組んでください。2年生の皆さんは中堅学年として3年生と1年生をつなぎ,自覚を持って諸活動を担っていく立場です。そして1年生の皆さん,先生方や先輩の指導のもと,基礎基本を大切にし
  全学年の皆さん,大きな夢や目標を持ちましょう。先輩,後輩,同級生と協力しあい,大いに学びましょう。先生方は応援しています。しっかり取り組みましょう。              以上でお話を終わります。

3月11日を迎えるにあたって

 本日,3月11日で東日本大震災の発生から9年が経過します。9年前のこの日,震災により多くの尊い命が失われました。この震災で犠牲となられた全ての方々に対し哀悼の意を表するため,地震発生の時刻(午後2時46分)に合わせ職員一同,1分間の黙とうをいたします。
 「3月11日」は,本校にとって特別な意味を持つ日です。本校は被災校であり,震災の時は本当に大変な苦労がありました。当時を知る職員の胸中にはいろいろな思いがあります。本校の復旧・復興に際しましては,県内外のたくさんの皆様からのご支援がありました。そして,生徒,職員,関係者の皆様が一丸となり,困難を一つ一つ乗り越えながら歩んできました。
 「震災を風化させないため,そして,学校や地域を活性化させるために何ができるのか」を考える「決意の日」として,今日一日を過ごしたいものと思います。

3月1日 令和元年度卒業証書並びに修了証書授与式

 新型コロナウイルス感染症の影響が学校教育にも及んでおります。全国的に卒業式は縮小傾向で実施されていますが,本校も卒業生(高校生),修了生(専攻科),保護者,職員のみによる式といたしました。今回につきましては,1・2年生は不参加(代表生徒1名のみ参加)で,ご来賓には大変恐縮でしたがご遠慮頂いた次第です。また,全員がマスク着用,会場の椅子の間隔も出来る範囲で広げるなどの対応をしました。
 規模が縮小されたものの,卒業生は明るく元気であり,活気ある盛大は式となりました。2年生代表の送辞は,先輩をリスペクトしつつ力強く鼓舞するかのような熱いものでした。卒業生の答辞では,後輩への優しい心遣いと,後輩の活躍,本校の発展に対する大きな期待が語られました。先輩・後輩の心温まるメッセージ交換でした。保護者の代表の方からも温かく素敵なお話を賜りました。
 とても素晴らしい式だったと感動しております。卒業生には,「尚志,創造,力行」の「向洋三心」を胸に,大きくはばたいてほしいと願います。 卒業生の未来に幸あれ!

産業経済科2年生 商品開発 成果発表会

 2月3日(月)産業経済科2年生の「商品開発」の授業において「令和元年度 商品開発 成果発表会」が行われました。今回で5回目となる企画で,多数のご来賓をお迎えしました。一般社団法人i.clubの小山悠様,神田大樹様,株式会社キクチ巴商事「お菓子の花子」の菊地信雄様,株式会社男山本店の菅原昭彦様,道の駅大谷海岸の小野寺正道様,気仙沼市産業部商工課の齋藤航様,気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館の佐藤克美様にお越しいただきましたまた,この日は,フィールドワークで東北にお越しの青山学院大学・黒石いずみ先生とゼミの学生の皆さんにもご参加いただきました。ご多用のところ皆様本当にありがとうございました。
 さて,これまでの授業を振り返りますと,前半は,ゲストティーチャーであるi.clubの神田大樹様から,「商品開発の作法」「イノベーション」を中心に大切なエッセンス,具体的な取り組み方などをご教示いただきました。また,地元の講師の皆様には,気仙沼の歴史・文化について分かりやすく興味深いお話をいただきました。漁師町における酒造,酒粕の食文化,「もったいない」の発想によるアイディア料理「あざら」の誕生など,地元愛を感じる講義で,生徒にはとても新鮮であったと思います。そして,酒粕スウィーツの商品化は,「お菓子の花子」の菊地信雄様にお願いして懇切丁寧なご指導をいただき,生徒はここまで頑張ってまいりました。①地元愛,②地元の外の人の新鮮な視点,③若者のユニークな発想と情熱によって,今年度の新商品「酒粕マドレーヌ」が誕生したのです。皆様本当にありがとうございます。
 この日は,一年間の学びの成果を,集大成として生徒がいきいきと発表しました。皆,プレゼンにはだいぶ慣れてきたと感じます。成長しました!最後に,ご来賓の皆様お一人お一人から,とても貴重なご意見をいただき,次年度への新たな展望が開けた心持ちとなりました。これが,地域連携のすばらしさであると改めて実感いたしました。

  充実した豊かなひととき。感動しました!

気仙沼・本吉地区生徒会サミットを東日本大震災遺構・伝承館で開催

 「気仙沼・本吉地区第2回生徒会サミット」が1月30日(木),東日本大震災遺構・伝承館で開催されました。気仙沼高校,本吉響高校,志津川高校,気仙沼向洋高校の生徒会の代表者が出席(事務局は気仙沼向洋高校)。この日のサミットでは,各校の一年間の取組についての情報交換がなわれ,さらに,震災・防災について見学や協議する企画がありました。

 まず,各校の生徒会の取組(生徒会総会の状況など)について報告あり意見交換を行った後,伝承館を皆で見学しました。ガイドは,本校の生徒指導部長・小野寺三男教諭が行いました。
 その後,研究協議を実施。協議のテーマは『震災からもうすぐ9年,風化させないために高校生にできることは何か』でした。この協議を,伝承館で行われることに大きな意義があります。
 階上中学校の皆さんが伝承館で語り部活動をしています。素晴らしいことです。高校生も各校の実情や特色に合わせていろいろと考え取り組んでいることでしょう。さらに学校を越えて話し合って,活動の輪が広がれば素晴らしいと思います。実際,この日は,活発な議論が展開されました。

 さて,「風化」の意味について,ある防災関係のプロジェクトリーダーの方が次のように述べたそうです。

 「風化とは,忘れ去ることではなく,もうできることはないとと思い込んでしまうことである」。

 忘れ去ること自体が「風化」なのですが,単にそれだけでなくて「やれることは,もうやったかな」と思い込んだり,「これ以上,することを考えつかない」という状態になること・・・。それは安易で危険なことだ,それこそ「風化」ということではないでしょうか?

 大切なのは,「今の時点で,何が課題で,どのようなことで,どのような人が困っているのか。自分に何ができるか」を考えることです。直接自分が体験していない出来事を先人から聞き取り,受け継ぎ,後生に伝える。私たちの10年後だけでなく,これから生まれてくる世代までも想定した取り組みのリレーなのだろうと思います。
 一緒に考えていきましょう。

 

地域防災リーダー育成のための視察

地域防災リーダー(生徒)の育成を目的として,県外視察を行いました。
  1.日 時:令和2年1月15日(水)~18日(土)
  2.行き先:広島県,岡山県,兵庫県
  3.参加者:校長,教諭2名,生徒6名(1年生4名,2年生2名)                                  
 

  【1月15日】   広島ロイヤルライオンズクラブ様と交流。これまでに多大なるご支援を賜り,交流を重
        ねて参りました。昨年10月に防災備蓄倉庫を寄贈頂きまして,その御礼と活用状況の報
        告をいたしました。  

  【1月16日】   午前中は,広島原爆ドーム,平和記念資料館を見学し平和学習に取り組みました。私た
        ち一人一人が平和構築に貢献できるように努力していくことが大切であると改めて深く胸
        に刻みました。
         午後は,岡山県に移動。倉敷市立真備綾南高等学校と交流しました。両校の活動紹介,
        ワークショップ「震災時の避難行動」などを行い生徒同士で仲良く交流しました。本当に
        ありがとうございました。真備綾南高等学校は平成30年7月の西日本豪雨で被災し,そ
          こから一生懸命に復旧・復興に取り組んだ学校です。そして,地域貢献に努めてふる里を

        元気にする取り組みをしています。本校とは昨年度から交流しています。        

【1月17日】   神戸市で「1.17の集い」に参加。その後,淡路島に移動し北淡震災記念公園で見学。
        阪神淡路大震災について,自然災害発生のメカニズム(野島断層等)や,震災当時の地域
        の方々の防災活動などについて学びました。
                  午後は,兵庫県立淡路高等学校と交流。両校の活動紹介,ワークショップとして「防災
        ポシェットづくり」を学びました。同校は,阪神淡路大震災の教訓を受け継ぐ防災教育を
        行っており,地域との連携も盛んです。総合学科の特色を生かして「ARCHプロジェク
        ト」などのユニークで先進的な取り組みを行っています。参考にしたい内容が満載です。
        教員,生徒ともに感銘を受けました。
  【1月18日】  文化財見学,移動,帰着。

    ※ 実際に現地に赴いて見て聞いて学んだことには重みがありました。今回の視察の内容や学び取った
  ことについては,参加した代表生徒6名が3月18日(水)に校内発表会で全生徒に伝達する予定で
  す。改めて全校生徒で防災の意識を高め,知識を深め,経験の機会を増やし,地域の方々や県内外の
  皆様と交流の絆をさらに繋いでいきたいと考えております。

 

 

 

1月7日(火) 授業スタート

 令和2年はどんな年になるでしょうか。東京オリンピック・パラリンピックが開催される歴史的な年になることは確かです。活気ある話題や出来事が続くことを願いたいですね。一方,地球温暖化など環境問題が世界的な問題となっていて,「持続可能な世界の実現」「SDGs」などについて,今年も議論が進むものと思われます。私たち一人一人が社会の一員として考えいくことが大切ですね。

 さて,授業開始日の全校集会で,生徒には「今年の目標をしっかり立ててほしい」と話しました。学習,部活動,進路等で各自の目標があるはずです。
 そこで,目標の立て方のコツについて,脳科学者の茂木健一郎さんのアドバイスを紹介します。「難易度を調整せよ。易しすぎれば退屈する。難しすぎれば無力感にとらわれる。自分が全力で挑戦してクリアできるような目標を立てよ」。

 一方,イチロー選手は別の言い方をしています。「小さいことを重ねることだけが,とんでもないところへ行くただ一つの道である」「夢は近づくと目標に変わる」。

  最後にもう一つ。サンテグジュペリの言葉です。「計画のない目標はただの願い事である」。

 気をつけなければなりません。願い事で終わらないように,しっかり計画を立てて取り組みましょう。

気仙沼市立階上中学校区「志教育実践発表会」が開催されました。

 12月18日(水)に,「令和元年度 宮城県教育委員会指定 志教育事業(推進地区指定)気仙沼市立階上中学校区 志教育実践発表会」が本校体育館を会場として開催されました。本事業は「小学校,中学校及び高等学校が連携し,地域とのかかわりを通して,地域社会に貢献できる創造性豊かでたくましい児童・生徒を育成する」ことを目標としています。
 今回は「つなぐ・むすぶ・つたえる ~美しい地域とともに~」というテーマで,階上小学校,階上中学校,気仙沼向洋高等学校が連携して,日頃の教育活動の成果を発表しました。内容としては「防災学習」と「異校種間交流」を中心に据えたものとなりました。宮城県教育庁,気仙沼教育事務所,気仙沼市教育委員会,階上地区の皆様,PTAの皆様,地域の小中高校の先生方のご参加を頂き,盛大な発表会となりました。
 児童・生徒の発表はポスターセッションの形式で各グループが活発に取り組みました。小学生は「気仙沼の産業」を,中学生は「防災教育」「地域交流」を中心に,高校生は主に「異校種交流」について発表しました。中学生のグループの中には,寸劇や紙芝居を取り入れた発表もあり会場は活気に満ちました。児童生徒が生き生きとして発表する姿を見て本当に嬉しく感じた次第です。
 最後の全体会では,ご参加頂いた皆様からご感想やご意見を頂き有意義な時間となりました。とても貴重な企画だったと思います。今後とも階上地区の連携が発展し,さらに他地区との交流も盛んになっていくことが大切であると考えます。

 

PTA研修旅行を実施

 12月7日(土)にPTA研修旅行を実施しました。実は10月12日(土)に行う予定だったのですが台風19号の影響で取りやめになっていたのでした。この度,旅行の規模を小さくして「改めて地元を知ろう」というコンセプトで再企画したものです。参加者は20名ほど。
 まず,震災遺構・伝承館着を改めて見学しました。学校として防災教育に力を入れておりますが,PTAとしても意識をさらに高めていきたいと思います。また,地元産業の見学として今回は男山本店(酒造会社)を訪問しました。気仙沼における酒造の歴史や製造工程などいろいろなお話を伺うことができました。(ちなみに,本校では産業経済科の授業において,酒粕を使用したスウィーツの商品開発に取り組んでいます。これは,気仙沼の酒造りや酒粕の食文化に着目した企画です。)

修学旅行に出発

12月1日(日)2年生の修学旅行隊が出発しました。(京都・大阪面4泊5日)

 修学旅行に際して,私は生徒に伝えたいことが二つあります。
 一つ目,本物をしっかり見てこようということ。二つ目,見学地の文化遺産だけでなく,旅行中に出会う人々の様子をよく見ようということです。

【一つ目 本物の話】
 なかなか遠くへ旅行する機会がなかった昔の高校生にとっての旅行と,情報化が進んだ今とでは趣が違うはずです。それでも,考えてみると,今の時代だって西日本に行く機会はめったにないですよね。いくら情報だけあっても体が現地へ行っていなければ本当の体験はできません。ともすれば,金閣寺や清水寺もパンフレットの写真やネットの画像・動画で見て,もう分かったような気分になってしまいがちですが,目の前で実物を見ると感動があります。本物をしっかり目に焼き付けることが大切です。
 「本物」という言葉には「実物」という意味と,「トップクラスのもの」という意味があります。五感を使ってトップクラスのもの感じてきてほしい。この旅行が,「本物を見極める直感力を身に付ける一歩」となるように願っています。

【二つ目 人々の様子をよく見よう。】
 今回の旅行に際していろいろな人がかかわっています。添乗員さん,親御さん,先生方,現地行くとガイドさん,お世話をしてくださる旅館の皆さん,その他現地で出会う様々な人達との一期一会から「人として大切な何か」を学び取ってほしい。例えば,添乗員さんやガイドさんや旅館の方々は皆さんをいろいろと支えてくれます。その人たちと接すると感謝の気持ちが湧いてくるし,「これが,大人が仕事するってことなんだな」と学ぶはずです。

   充実した研修になりますように!

宮城丸が長期航海実習から帰港

 長期航海実習へ出かけていた宮城丸が11月14日(木)に気仙沼港に戻ってきました(気仙沼向洋高校情報海洋科・海洋類型2年生18名,専攻科・漁業科1年生3名,宮城県水産高校専攻科・海洋技術科航海コース1年生4名の合計25名)。
 生徒一人一人の顔を見ると,実習をやり切った充実した表情がうかがえました。所期の目的を達成して一回り大きく成長して戻ってきたものと思い,大変うれしく思います。思えば10月2日に,ご家族をはじめ多くの方々,かわいい保育所の子供たちに見送られて気仙沼埠頭から出港しました。出発時は海のうねりで船酔いが辛かったということです。出発後も台風,低気圧の影響で大変だったようですが頑張りました。
 航海技術や漁業技術をはじめ船員としての高度な技能や資質を養う貴重な実習だったと思います。夜間当直,レーダーの操作,海図への位置入れ,手動操舵,デッキ洗い,投網作業などのたくさんの体験で技量を上げたことと思います。専攻科生は錆打ち,ペンキ塗り等の船内作業を行ったとのことでした。また,満点の星を見上げて大自然の美しさ・素晴らしさを体感したと思います。さらに,ホノルルでの研修も充実していたことでしょう。正に,「海の文化」「異国の文化」について学んだ長期実習だったかと思います。ご苦労様でした。

みやぎ産業教育フェアに参加

 11月10日(日),宮城県庁において「みやぎ産業教育フェア(さんフェアみやぎ2019)」が開催されました。本校からは生徒31名,教員11名が参加。「さんフェア」は県内の実業系の高校が一堂に会して各校の活動の成果を発表する場であり,平成27年から始まったイベントです。開会式は勾当台公園で行われ,県内の水産教育の紹介を本校3年生が担当。水産教育の状況や魅力を発信しました。展示会場において,情報海洋科・海洋類型はロープワークの体験コーナーなどを,情報海洋科・情報電子類型では電子機器類の展示・体験コーナーを,機械技術科でも電子機器類の体験コーナーを設置しました。産業軽経済科では,サンマ缶と酒粕ミルクスウィーツを販売(サンマ缶は完売)。酒粕ミルクシリーズがさらに県内に広まるよう努力していきたいと思います。とにかく生徒は,やり切りました!私も参加してみて,実業系高校の生徒にとって有意義な交流ができる貴重な場であると実感できました。仙台での開催ですが,ご都合が合えば,ぜひ保護者の皆様にもご覧頂きたいイベントです。

階上地区総合防災訓練へ参加

 11月3日(日)に気仙沼市津波総合防災訓練が午前9時より市内各地で実施されました。本校においては午前中,部活動の生徒が避難訓練を実施。まず校庭に1次避難,その後に校舎屋上に2次避難(生徒71名参加)。終了後は各部活動ごとに「振り返り」を行いました。
 さらに,午後は階上地区総合防災訓練(階上中学校体育館で実施)に参加しました(生徒会,VFC等の生徒18名)。階上小学校の児童,階上中学校の生徒は全員参加。体育館内で,地域の自治会の方々の指示による避難所設営の訓練が行われました。中学生は自主的に行動し,小学生を上手にリードしていました。すばらしい動きでした。階上小中学校の防災教育の水準の高さを改めて感じたしだいです。本校生徒は中学生と一緒に設営活動を行い貢献できたと思います。高校として大変勉強になりました。今日の学びを本校の防災訓練の工夫・改善にさっそく生かしていきたいと思います。とても良い経験でした。小中学校の先生方,児童,生徒の皆さんありがとうございました。そして,地域の皆様,今後ともよろしくお願いいたします。
 明日は階上公民館祭りです。そちらにも参加します。

気仙沼市産業まつりに参加

 10月27日(日)に「第35回気仙沼市産業まつり」が気仙沼市魚市場で開催されました。本校の産業経済科の生徒も参加し,商品販売を実践しました。扱った品は,サンマ缶詰(500個),酒粕ミルクスウィーツです。サンマ缶詰は9時,10時,11時,12時,13時の5回に分けて販売(完売)。また,お客様に酒粕ミルクジャムの試食をして頂くように働きかけるなど,生徒は工夫をして活動しました。同時並行でVFCの生徒はイベントの手伝いを行い(「ジャンボ鉄火巻き」づくり他),地域の皆様と有意義な時間を過ごすことができました。

災害について思う

 日本は地震,台風等,自然災害が多い国です。今回の台風19号でも各地が大変な状況でした。被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。本校は震災でご支援を頂いいてまいりました。このようなときに何ができるのか考えて,ささやかなことでも,できることを実行していきたいと思います。
 そして,改めて防災教育についてしっかりと努力してまいりたいと思います。毎日の暮らしの中で,一人一人が自ら取り組む「自助」,地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」等につて考え話し合い続けることが大切だと思っております。

向洋祭 終了

 台風19号の影響で各地が大変な状況です。心よりお見舞い申し上げます。

 この季節,本校については文化祭の実施時期です。

 向洋祭が10月18日(金)(校内発表),19日(土)(一般公開)の2日間開催されました。校内発表ではクラスごとパフォーマンスで3年生が中心となって活躍,有志参加企画にも全校で取り組みました。19日(土)は雨と風の悪天候にも関わらず600名を超える来場者数でした。地域の皆様,本当にありがとうございます。19日(土)については,私は宮城県高等学校ヨット新人大会に行っておりましたので状況を見ることはできませんでしたが,生徒たちはしっかりとやり切ったと聞いております。行事がひとつ終わるごとに生徒は成長します。また,雨と風の中,駐車場係をして頂いた皆さん本当にありがとうございました。心から感謝します。
 そして,情報海洋科海洋類型2年生の宮城丸長期航海も順調に進んでいます。

同窓生の大先輩から絵画が寄贈されました!

 10月3日(木),同窓生のアマチュア画家・金野英文さん(昭和37年,気仙沼水産高校卒業)から,ご自身が描いた作品を寄贈して頂きました。金野さんは東京都在住の方です。この日,金野さんの同級生10名の皆様が本校に集まり,お互いに旧交を温めておられました。それはとても感動的な光景でした。
 実は,金野さんの作品は,旧校舎時代にも校内に展示されていたのです。しかし,震災にあいました。そしてこの度,新校舎が完成した機会に,ご厚意でご自身の作品を寄贈して頂いたのです。作品は,唐桑の海を描いたもので「巨釜半造春の海Ⅰ・Ⅱ」いという2枚続きの大作。とても美しく迫力があります。もう一つは「城門鉄扉」というタイトルの作品を頂きました。こちらは「上野の森美術館,日本の自然を描く展」で「彫刻の森美術館賞」を受賞した作品です。
 長い月日を経ても、ふる里や母校を思い続ける金野さんのお気持ちを大変うれしく思い,敬意を表します。本当にありがとうございます。本校の宝物として大切に伝えてまいります。

宮城丸が長期航海実習へ出港!

 10月2日(水),晴天のもと宮城丸第二次航海・長期航海実習の出港式が気仙沼港商港岸壁で行われました。乗船する実習生は,気仙沼向洋高校情報海洋科・海洋類型2年生18名,専攻科・漁業科1年生3名,宮城県水産高校専攻科・海洋技術科航海コース1年生4名の合計25名です。(宮城県水産高校の実習生と指導教官の千葉伸一先生は石巻港から乗船します。)

 セレモニーでは,県庁,同窓会,PTAのご来賓を迎えご祝辞を頂きました。続いて日野浩之船長から力強いご挨拶を頂きました。日野船長,実習生をよろしくお願いします!また,海洋類型3年生代表の佐々木壮登さんが壮行の言葉を述べましたが,昨年の経験を踏まえて適切なアドバイスを後輩に送りました。それに応える形で,実習生代表の2年生情報海洋科 菊田航さんが,長期航海で学ぶ決意を力強く表明しました。さらに,波路上保育所と階上保育所の先生,子供たちが駆けつけて実習生に手作りのパネルを贈ってくれました。この心温まる光景を見て,その場にいた皆さんは感激でした!ありがとうございます。
 宮城丸は石巻港に寄港してからハワイ・ホノルルへ向かいます。再び気仙沼港に戻ってくるのは11月14日(木)の予定です。
 引率の齋藤謙太先生,吉田愛美先生よろしくお願いします。それでは,皆さん元気でいってらっしゃい!

気仙沼市内小学生が宮城丸の船内を見学

 9月30日(月),気仙沼市内の小学生が気仙沼商港朝日埠頭で海洋総合実習船『宮城丸』の船内見学を行いました。見学した小学生は鹿折小学校5,6年生(午前の部)と階上小学校6年生(午後の部)の児童の皆さん。宮城丸は10月2日(水)に長期航海実習(ハワイ・ホノルル)に向けて出港する予定で気仙沼港に停泊中。本校情報海洋科海洋類型2年生,専攻科1年生,宮城県水産高等学校専攻科海洋技術科航海コース1年生が乗船して出発する予定です。それまでの準備期間に,小学生が見学できる機会を作ってもらいました。日野浩之船長さんをはじめ,乗組員の方々が明るく優しく対応してくださり,本校情報海洋科職員,専攻科2年生がお手伝いしました。小学生の皆さんは目を輝かせていろいろな質問をしていました。とても活発で生き生きしています。日頃よく勉強して,しっかりと準備をしてきたようです。また,本校の専攻科2年生は,自分の進路として海の仕事を選んだ経緯・理由について,小学生に語りました。これも志教育の一つと言えるかと思います。

 さて明日から衣替えですが,今日は暑い一日でした。

同窓会ソフトボール大会  盛会でした!

 9月29日(日)気仙沼向洋高等学校同窓会ソフトボール大会が本校グラウンドで開催されました。皆様お楽しみの恒例行事です。当初,天気予報では曇りか雨という見通しで心配されましたが,当日は爽やかな晴天となり一同歓喜!同窓会の皆さん,硬式野球部と卓球部の生徒の皆さん,先生方が参加。10代から80代までの幅広い年齢層がスポーツを通してコミュニケーションを図ることができました。これは本当にすばらしいことだと思います。気温も上がりましたが,参加した皆さんの気分も上がり,和やかで楽しいひとときとなりました。同窓会事務局の先生方,これまでの準備と運営,本当にお疲れ様でした。最後に記念写真撮影をして笑顔で解散。また,来年集いましょう!

第2回考査終了

 9月26日(木),本日で第2回考査が終了しました。学習に取り組んだ努力の成果があらわれることを願っております。そして,部活動が再会されます。新人戦に向けてチームの絆を強め,目標についての目線合わせをしっかりと行ってほしいと思います。また,本日の午後には,バイク通学者向けに「バイク実技講習会」が実施されます(気仙沼中央自動車学校にて)。安全第一でこれからも無事故を実現しましょう。それから,来週の10月2日(水)には情報海洋類型2年生が長期航海実習に出かけます。さらに,10月の向洋祭に向けての準備もいよいよこれから本格化します。このように,慌ただしい日々がまた始まりますが,学校として「実りの秋」,「充実の秋」となるよう,楽しみにしているところです。

 産業経済科のサンマ缶詰実習も毎週金曜日,順調に進んでいます。私も近々,実習に参加したいと思っております。

防災避難訓練に新工夫

 9月11日(水)に津波防災避難訓練が行われました。
◆想定・・・「宮城県沖を震源地とした震度5強の地震発生。その後,宮城県沿岸に大津波警報がすぐ発表。3m~5mの津波が想定される。生徒は各自の判断で一時対応(安全確保)をした後に,放送・先生方の指示に従い,高台(校舎3階)への避難の必要。」

 生徒には朝のSHRで事前指導しました。訓練は午後に行われることを説明しましたが,あえて,「具体的な訓練開始時刻を告げない」という新工夫をしました。防災主任の発案による実践的な試みです。

 訓練は,5校時後の休憩時間に開始されました。生徒は教室,廊下などいろいろな場所で過ごしており,訓練の放送を聞いてその場でまず自分の身を守り,避難指示で3階へ移動。教員側は,ある程度の混乱を予想しておりましたが,実際,生徒たちはスムーズに行動できていました。まずは,上出来です!

  こうして,一つ一つの実践的な経験を積むことで防災意識と行動のレベルが高まっていくものと思います。
 全校の皆さんお疲れ様でした。次の機会も頑張りましょう!

商品開発 アイディア発表会

 9月9日(月)産業経済科2年生の授業において「令和元年度 商品開発 アイディア発表会」が行われました。今回で5回目となる企画で,一般社団法人i.clubの神田大樹様に今年もご指導頂きました。気仙沼では酒造りも盛んで,高品質の商品が生み出されてきました。酒造の工程でできる酒粕を有効に活用して新スイーツを開発しようとするのが当企画です。そして,これまで,地元企業の皆様のご協力で具体的な商品化がなされてきました。今年は,「お菓子の花子」の菊地信雄様を社会人講師としてお招きし,ご協力を頂いております。この授業では,2年生が8つの班に分かれてそれぞれ新商品開発のアイディアを練りました。和菓子や洋菓子いろいろです。「この商品を提供することで,どんな未来をつくれるのか?」,生徒たちは自由な発想で未来を描き,商品説明のプレゼンをしました。コンセプトの説明に寸劇も交えるなど活気ある発表会です。中には実際に自分たちで試作品を作ってきた班もあり,やる気を感じました。なお,菊地信雄様から試作品が提供され,一同感動!最後は皆で記念撮影をして終了。10月の向洋祭で新商品の販売ができるよう,これからも作業が続きます。とにかく楽しくすばらしいひととき。感動しました。

小学生のシーラス体験乗船

 9月5日(木),「小学生のシーラス体験乗船」が階上漁港で行われました。階上小学校5年生37名が参加。シーラスは本校の小型実習船です。まず,船内見学を行いました。本校情報海洋科3年生が小学生に船の構造などについて説明し,その後,船内の各所を詳しく見学。「シーラス(cirrus)」とはラテン語で「巻雲(けんうん)」のこと・・・高校生は,そのような話題を織り交ぜながら説明しました。
 その後,小学生は「大島大橋付近までのクルージング」と「ロープワークの実習」を体験しました。晴天のもとでのクルージングに皆が笑顔でした。また,ロープワークは伝承館の部屋をお借りして実施。基本的な「もやい結び」に挑戦し,上手に結べました。
 高校生にとってもこの体験は大きな学びでした。豊かな交流で,とても良かったと思います。

サンマ缶詰の実習いよいよ始動!

 8月31日(金),産業経済科3年生がでサンマ缶詰の実習に取り組みました。これは,新校舎に移転してから初めての実習です。これまで新施設の準備や検査が時間をかけて入念に行われ,やっとこのたび実現されたもので感無量です。生徒たちは先生方の指導のもと,生き生きと楽しそうに取り組んでおりました。今後も毎週金曜日に実習が行われます。そのうち私も実習に参加してみたいと思いました。とにかく,仕上がりが楽しみです。何と言っても本校の名物ですから!

暑い夏です。学びも熱く!

    生徒の活動状況はホームページの各コーナーで紹介されているとおりです。いろいろ活発に熱く行われておりますが,本校で今年初めて実施された企画は,「小学生のシーラス体験乗船」です。7月16日(火)に気仙沼市立鹿折小学校5年生37名の皆さんに体験して頂きました。これは,本校の小型実習船「シーラス」に地元の小学生が乗船し見学する体験学習で,本校情報海洋科3年生が小学生にいろいろ説明しました。鹿折小学校さんの豊かで先進的な教育計画と,児童の皆さんの意欲的な学習姿勢に敬意を表します。小学生と高校生の交流にもなり,双方にとって貴重な学びの機会となりました。ふる里気仙沼における海洋教育の推進のため,本校も尽力したいと思います。この日の様子は地元新聞やケーブルテレビでも取り上げられ,小学生も高校生もとてもいい表情でした。よい思い出になることを願っております。
 なお,8月24日(土)には中学生対象の「一日体験学習」が計画されており,ここでも小型実習船への体験乗船(希望者・事前申し込み)を予定しております。

 さて,現在,夏季休業中ですが,とても暑い日々が続いております。このような中,新校舎のメインテナンスには気を配っております。校舎内の清掃は職員,生徒が気がつくごとにこまめに行っておりますし,外の草刈りは技師さんを中心に進んでおります。そして,8月18日(日)にはPTA親子奉仕清掃があり,皆さんのご協力のもと校内美化に取り組む予定です。この大切な校舎・施設,学習環境を皆でしっかりと守っていきたいと思います。もちろん,私たちの体調面のメインテナンスは何より大切ですね。

 

令和になって2ヶ月経過。日々,活気ある学校生活が展開されております。

 梅雨の季節ですが,今年はいまだに気温が低めの日も少なくありません。もちろん,汗ばむ陽気に見舞われる日もあり体調管理に注意が必要です。校地内では環境整備として,職員,生徒が協力しあって除草作業を頑張っております。いい環境をキープするにはたゆまぬ努力が必要ですが,あせらず可能なペースで進めていければ幸いです。
  さて,生徒は日々,元気に成長しております。学習活動,部活動,資格取得等,毎日が忙しく過ぎていきます。今を充実させ,将来への夢を膨らませております。また,5月から6月下旬にかけて支部PTAが各所で開催され,保護者の皆様から貴重なご意見を頂きました。本当にありがとうございます。これからの学校運営に生かしていきたいと思います。本校では7月,8月にもいろいろな活動や催しがありますので,ご協力をお願いいたします。

【最近のトピック(6月下旬)】
・防災避難訓練(6月19日(水))
 地震を想定しての訓練。ホームルームでの事前学習にも力を入れました。さらに,消防署の職員の皆様からいろいろ  なご指導を頂きました。特に,負傷者を搬送する技術講習は貴重でした。
・宮城丸第1次航海が終了(6月21日(金),石巻新漁港)
  専攻科生は65日間の日程を終えてたくましく成長して帰ってきました。各自の将来への進路目標がさらに膨らみ, しっかりと決意できたものと思われます。
・体育祭,華やかに開催(6月27日(木),28日(金))
  新校舎に移転後の初めての体育祭。1日目は球技種目,2日目は運動種目というスタイルで大いに盛り上がりました。
・気仙沼向洋高等学校仙台同窓会(6月28日(金),ホテル仙台法華クラブ)

躍動が始まる5月

 今年は肌寒い日々が少なくありませんでしたが,下旬は新緑の季節らしくなってきました。校地内の草も徐々にのびてきて,これから環境整備に気を使うようになりそうです。
 さて,4月がスタート期且つ助走期だとすると,5月は躍動が始まるシーズンと言えるかもしれません。
5月は各授業で実践的な内容が展開されております。

  海洋情報科(海洋類型)では実習船シーラスによる沿岸航海実習がありました。海洋情報科(情報電子類型)では論理と実践を繋ぐ授業と国家試験へのチャレンジ,産業経済科では社会人講師を迎えての商品開発の授業と工場見学,機械技術科では工場見学や溶接講習会が行われました。
 
  部活動では,野球部が春季東部地区大会で準優勝,高体連本吉地区大会においても好成績が見られ,各部が健闘しました。気がつけば県総体直前です。さらに,VFC,生徒会,写真部等によるボランティア活動も展開され,生き生きとしたスクールライフが実現されています。

 これから,さらに活動が盛り上がるよう期待を持っています。

 「盛り上がり来る 八百潮の 高鳴るごとく 讃えなん おお 気仙沼向洋高」(校歌より♪)

始業式・入学式・対面式

◆4月8日(月)平成31年度 午前中は新任式,始業式。

【新任式】
  ステージ上で紹介された転入職員は緊張した面持ちで自己紹介して抱負を述べ,生徒は温かい笑顔で受け入れてくれたものと思います。私(校長)も含めて,皆さんよろしくお願いします!

【始業式】
  始業式では,校長から「自主性と主体性」について話しました。
   ・自主性とは,「やるべきことだ」と明確に分かっていることを,人に言われる前に自ら率先して行う
    こと。
    ・「主体性」とは,いろいろな状況下で,「何をやるべきか」が明確になっていない」ときでも自分で
    考えて行動すること。
 主体的に学ぶ学習者に成長してほしいと願います。

【入学式】
 先週は,春なのに雪の舞う寒い日が続きましたが,本日は晴れて天気は上々。
  入学式では,情報海洋科40名,産業経済科40名,機械技術科35名,専攻科漁業科3名,専攻科無線科3名,計121名が入学許可を受けて,新らしい学校生活がスタートしました。
 新入生代表の宣誓の言葉はとても立派でした!震災,校舎移転などを乗り越えてきた先輩に敬意を表し,多くの支援を寄せて頂いた全国の皆様,地域の皆様への感謝の気持ちを忘れずにこれから歩ん行く決意の気持ちが十分に伝わりました。これから,新入生ひとりひとりの個性が,階上のキャンパスで花開き,心寄せ合い,大きく飛躍することを願っております。未来を担う生徒のため,保護者の皆様,地域の皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。


◆4月9日(火)対面式,部活動紹介

  生徒会長(3年生)の歓迎の挨拶,新入生代表の言葉等があり,生徒会執行部による学校紹介がなされました。皆,分かりやすい言葉で率直に,かつ丁寧に語っていたと思います。
  部活動紹介では,映像の提示,実演,作品紹介などを駆使して上級生の説明について熱が入ります。1年生も熱心に聞き入っていました。よく聞き,しっかり体験して自分に合った部活を見つけてくださいね。