皆さん こんにちは。
気仙沼向洋高校のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。保護者、地域の皆様方には、日頃より本校の教育活動に対し、ご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。
本校は明治34年気仙沼町立水産補習学校として開校以来、今年で創立124目を迎えた歴史と伝統ある学校です。長年にわたって、水産教育を中心とした様々な教育活動を通じ、気仙沼市の基幹産業である水産業の発展・振興に寄与するとともに、地元気仙沼をはじめ県内外において活躍する人材を数多く輩出してきました。昭和23年の気仙沼水産高校への校名変更を経て、平成6年には気仙沼向洋高校と校名変更し、情報海洋科・産業経済科・機械技術科の3学科となり現在に至っております。
しかし、平成23年3月の東日本大震災により、気仙沼市階上地区にあった旧校舎が津波により全壊したため、本吉響高・旧米谷工業高・旧気仙沼西高に分かれて、学校を再開しました。その後、気仙沼高校第二グラウンドをお借りして、平成23年11月に仮設校舎が完成し、平成30年8月、階上・長磯牧通地区に完成した待望の新校舎に移転し、現在に至っております。
さて、昨年度は5月に新型コロナウイルス感染症の分類が五類となり、体育祭、向洋祭、課題研究発表会などの学校行事も来校制限等を緩和しながら実施しました。向洋祭の一般公開には多くのご家族や地域の皆様にご来校いただき、恒例のサンマ缶詰販売会は長蛇の列となりました。普段の授業はもとより、このような活気ある行事を経験することで生徒たちは日々成長しています。その成果として、昨年度も各種大会・発表会等で多くの活躍がみられました。ヨット部と相撲部の東北大会出場、軽音楽部の県高校対抗バンド合戦第3位、若年者ものづくり全国大会フライス盤部門敢闘賞、全国高校生ロボット相撲大会出場、東北地区水産・海洋高校意見・体験発表会優秀賞、全国水産・海洋高校食品技能コンテスト第3位と奨励賞、全国水産・海洋高校生徒研究発表大会では最優秀賞に輝きました。
令和4年3月に竣工した宮城丸での乗船実習、大学や専門学校と連携した専門的な実習、防災イベントにおける県内外の高校生との交流、市内小学校における出前授業、本吉共同調理場と連携した学校給食の提供など、多くの皆様のご協力を賜り、充実した教育活動が実施できましたことにあらためて感謝申し上げます。
KSC(向洋語り部クラブ)の活動も5年目を迎え、東日本大震災遺構・伝承館における「語り部活動」や階上地区の皆さんと連携した防災活動をより一層充実させ、地域の防災リーダーとなるべく一生懸命活動しております。本校の詳しい教育活動の内容、生徒の素晴らしい活躍状況につきましては、該当ページでお知らせいたしますので、是非ご覧いただき、理解を深めていただければ幸いです。
本校は、授業と部活動に加えて、最先端の機器類を活用した実習によって、より実践的な能力を身につけることができる学校です。また、課題研究や防災学習において外部機関と連携した活動を通して、知識技術だけでなく、思考力や表現力も身につけられる学びの環境が整っています。今後も一人一人の能力を伸ばすために、全教職員一丸となって教育活動に励んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
令和6年4月 宮城県気仙沼向洋高等学校 校長 白幡 充
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歴代の向洋さんま缶 |
2020年 商品開発 |
学校長 白幡 充 |