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学校長挨拶

 ◆はじめに
 保護者,同窓会,地域の皆様には,日頃より本校の教育活動に対してご理解とご協力をいただき深く感謝いたします。さらに,県内外の多くの皆様から多大なるご支援やお励ましを頂いておりますことに,改めまして御礼を申し上げます。
 さて,3月から今日に至るまで,新型コロナウイルス感染拡大防止にともない社会情勢は大変な状況です。人類は世界の英知を結集してウイルスに立ち向かっています。医療に携わる皆様,いろいろな形でこの病気と闘っている全ての皆様に敬意を表します。
 感染の収束にはしばらく時間がかかると見られており,教育についても大きな影響を受けております。現在,県立学校は休業中(5月6日まで)であり,本校も学校再開に向けた準備を進めているところです。生徒の健康指導については十二分に留意して,安心安全な再スタートができますよう,しっかりと支援していく所存です。このようなときだからこそ,生徒には大きな夢や目標を持ってほしいと考えております。登校はできない状況ですが,各自が課題教材に取り組んだり,読書で心を豊かにするなど,積極的に学んでほしいと期待しています。「学ぶ」とは,新たな力を身につけて新たな世界を広げることです。明るく楽しい学校生活が再開される日を待ち望んでおります。

 それでは,ホームページをご覧の皆様に,ここで本校の紹介をいたします。

◆本校の歴史
<スペシャリストの育成>
 本校は,明治34年気仙沼町立水産補習学校として開校した伝統校です。昭和23年に気仙沼水産高等学校となり,平成6年には気仙沼向洋高等学校に校名変更し,情報海洋科・産業経済科・機械技術科の3学科に改編(水産学科と工業学科)しました。長きにわたり,地域に根ざしながら,時代の最先端の技術を取り入れた教育を展開してきました。校歌の一節に「科学の力傾けて宝庫開かん使命こそ我らが担う誇りなる」とあります。本校は,水産業の発展と振興に寄与する人材育成に取り組んできました。卒業生は地元をはじめ県内外で活躍しています。「基幹産業への寄与」という「不易」の面を根幹として,「時代の進展に柔軟に対応できる人間の育成」という「流行」の面を重視しながら教育活動を展開してきました。
<東日本大震災について>
 平成23年3月の東日本大震災により,気仙沼市階上地区にあった旧校舎が津波により全壊したため,他校をお借りして授業を行いました(気仙沼西高,本吉響高,米谷工業高の3校に分散)。その後,気仙沼高等学校第二グランドをお借りして平成23年11月より平成30年7月下旬まで九条校舎(仮設校舎)で教育活動を行っておりました。平成30年8月,階上長磯牧通地区に念願の新校舎が完成し,新たな環境で授業がスタートしました。震災直後から,本校に対して非常に多くの皆様から有形無形のご支援を賜り,教育活動を維持することができました。そして,新校舎再建,新校舎への移転を経て現在に至っております。多くの皆様に頂いたご支援・ご理解,お力添えを決して忘れません。本当にありがとうございました。
 なお,被災した旧校舎は,「東日本大震災遺構・伝承館」として生まれ変わり,震災の記憶や教訓を後生に伝える役割を担う施設となりました。(気仙沼市 平成31年3月10日より公開)

◆本校の特色
<スペシャリストの育成>
 本校は,気仙沼水産高等学校の伝統を受け継ぎ,船舶関連従事者・無線通信士・電気系技術者・水産加工従事者・機械系技術者など,幅広く多岐にわたる業種への就労を目指す人材の育成を行っています。他校では簡単に取得できない高度な資格(三級・四級海技士,一級陸上・海上特殊無線技士 他)の養成課程の認定校にもなっております。また,実習で身につけた高い技術力を発揮し,若年者ものづくり競技大会等への出場を果たす生徒もおります。
<進路について>
 就職については地元気仙沼に加え,日本全国に数多くの卒業生を送り出しています。また,大学・短大等への進学や公務員を目指す生徒へもきめ細やかな学習指導・進路指導を展開し,生徒一人ひとりの進路希望実現に向けて校内体制が整っております。ぜひ,ホームページ内にあります多彩な教育内容や進路の達成状況等をご覧下さい。
<地域と連携した活動の展開>
 本校は,地域に愛される学校を目指して,専門高校としての特色を生かし,特色ある教育活動を継続して展開しています。地域と学校の連携として,生徒による伝統の「サンマ缶詰」の製造・販売,幼稚園や介護施設等でのボランティア活動,市内各種行事への参加,市内小中学校での出前工作教室等を行っております。気仙沼を盛り上げようと行っている,地元ならではの食材を使った商品開発には,特に力を入れております。平成26年には,気仙沼における三大日本一のひとつであるサメ肉を使った「サメ肉団子」を考案,東京の一流レストランや県内学校給食で採用されております。さらに,地域の菓子店と連携して,気仙沼産酒粕を活用した酒粕ミルクジャム(平成26年),酒粕ミルクシフォンケーキや酒粕ミルクサンドクッキー(平成27年),酒粕ミルクラスクや酒粕ミルク浮き玉生クリーム大福(平成28年),酒粕ミルクショコラスティックや酒粕ミルクビスキー(平成29年),酒粕ミルクどらやき(平成30年),酒粕ミルクマドレーヌ(令和元年度)といった商品を考案しました。今年度も,同様の取組を継続する予定です。
 また,防災教育について一層努力して,地域と連携した取組を進めていきたいと考えております。

◆おわりに
 感染症予防対策で社会が大変な状況です。生徒,保護者の皆様,地域の皆様と学校が心を合わせ,この難局を乗り越えることがまず第一に大切です。その上で,活気ある学校生活の創造に努めてまりたいと思います。
 これからも,生徒一人ひとりの個性を大切にしながら,入学した生徒全員が「気仙沼向洋高等学校で学んで良かった」と思える学校を目指していきます。全教職員一丸となり「チーム向洋」として教育活動に励んで参りますのでよろしくお願い申し上げます。

        令和2年4月15日 宮城県気仙沼向洋高等学校長 荒木 順