学校について
学校長挨拶

皆さん こんにちは。
 気仙沼向洋高校のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。保護者,地域の皆様方には,日頃より本校の教育活動に対し,ご理解とご協力をいただき深く感謝申し上げます。
 本校は明治34年気仙沼町立水産補習学校として開校以来,今年で創立123年目を迎えた歴史と伝統ある学校です。長年にわたって,水産教育を中心とした様々な教育活動を通じ,気仙沼市の基幹産業である水産業の発展・振興に寄与するとともに,地元気仙沼をはじめ県内外において活躍する人材を数多く輩出してきました。また,昭和23年の気仙沼水産高校への校名変更を経て,平成6年には気仙沼向洋高校と校名変更し,情報海洋科・産業経済科・機械技術科の3学科となり現在に至っております。
 しかし,平成23年3月の東日本大震災により,気仙沼市階上地区にあった旧校舎が津波により全壊したため,本吉響高・旧米谷工業高・旧気仙沼西高に分かれて,学校を再開しました。その後,気仙沼高校第二グラウンドをお借りして,平成23年11月に仮設校舎が完成し,平成30年8月,階上・長磯牧通地区に完成した待望の新校舎に移転し,現在に至っております。
 昨年度、情報海洋科では新しい宮城丸による航海実習開始、海清丸の見学をきっかけにした漂流ゴミに関する課題研究への取組、産業経済科では本吉共同調理場と連携した学校給食提供活動の「みやぎ食育大賞」受賞、「廃棄物ホヤ殻の養殖魚の餌への転用」について研究を行ったグループが全国水産・海洋高校生徒研究発表大会全国大会への出場(3年連続)、機械技術科では市内小学校におけるプログラミング教室の実施、卒業生の技能五輪全国大会金賞受賞など、嬉しい話題がたくさんありました。また、石巻専修大学との高大接続事業連携協定の締結、インターンシップの再開、缶詰製造におけるHACCPの取得など、多くの方のご支援・ご協力により学習環境の整備が大きく進んだ年でもありました。
 KSC(気仙沼語り部クラブ)の活動も4年目を迎え、東日本大震災遺構・伝承館における「語り部活動」や階上地区の皆さんと連携した防災活動をより一層充実させ、地域の防災リーダーとなるべく一生懸命活動しております。本校の詳しい教育活動の内容,生徒の素晴らしい活躍状況につきましては,該当ページでお知らせいたしますので,是非ご覧いただき理解を深めていただければ幸いです。
 本校は,授業と部活動に加えて,最先端の機器類を活用した実習によって,より実践的な能力を身につけることができる学校です。また,課題研究や防災学習において外部機関と連携した活動を通して,知識技術だけでなく,思考力や表現力も身につけられる場となっています。今後も一人一人の能力を伸ばすために,全教職員一丸となって教育活動に励んでまいりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

                         令和5年4月 宮城県気仙沼向洋高等学校 校長 白幡 充 

 

 

 

歴代の向洋さんま缶

2020年 商品開発

学校長 白幡 充