地域防災リーダー育成事業

「地域防災リーダー育成のため視察」に行ってきました!

 

 今年度はコロナ感染症のため、泊を伴っての県外視察ではなく、大型バスによる岩手県の震災遺構施設の見学、視察、語り部聴講に出掛けてきました。生徒はKSC(向洋語り部クラブ)の生徒を中心に19名が参加し、防災意識と知識の向上につながりました。

 今回の目的は以下の3つです。①地域防災リーダー育成のため、震災伝承施設・震災遺構の見学・視察を行い、東日本大震災の被害や実際、当時の様子、教訓等を学習し、防災知識や意識を高める。②語り部や施設案内等を聴講し、語り継ぐ、継承することの思いや方法、東日本大震災当時の様子や生活、避難方法等について学ぶ。③視察先や内容、防災教育についての事前事後指導を行い、参加生徒の防災知識と意識を高め、KSCや地域防災リーダーとして様々な場面で活躍できるようにする。

 詳しい日程は以下の通りです。今回の視察報告は全校生徒に3月17日(水)に行います。また、参加生徒による詳しい視察報告などについても後日HPに掲載予定です。

 8:30学校発→10:00「うのすまい・トモス」着(150分①「いのちをつなぐ未来館」語り部聴講・館内ガイド90分②釜石祈りのパークガイド10分③質疑応答・交流30分④休憩・周辺散策20分程度)→12:30「うのすまい・トモス」発→13:00「ど根性ポプラ広場」着(30分①見学②休憩昼食)→13:30「ど根性ポプラ広場」発 →14:00「高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設」着(120分 ①14:15~東日本大震災津波伝承館解説・見学60分 ②復興記念公園・奇跡の一本松30分 ④道の駅高田松原見学・休憩30分)→16:15「高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設」発 →16:50学校着   

「いのちをつなぐ未来館」菊池様の語り部聴講 「釜石祈りのパーク」ガイド

「いのちをつなぐ未来館」菊地様の語り部聴講                  「釜石祈りのパーク」ガイド

「東日本大震災津波伝承館」見学 「ど根性ポプラ広場」前で記念撮影

「東日本大震災津波伝承館」見学           「ど根性ポプラ広場」前で記念撮影

令和元年度「地域防災リーダー育成のための視察」報告(PDF)

「地域防災リーダー育成事業」の『地域防災リーダー育成のための視察』について報告書を掲載しました。

視察に関してご協力いただきましたみなさまありがとうございました。

【広島ロイヤルライオンズクラブの皆様と】   【真備陵南高校との集合写真】       【淡路高校との集合写真】

本校の防災教育

 

今回も静岡県立焼津水産高等学校への語り部活動を行いました

 

 6月30日(水)に,先月に引き続き静岡県立焼津水産高等学校の海洋科学科・機関類型の3年生19名に語り部活動を行いました。今回はKSCの3年生4名が語り部を行いました。今回は活動やコロナ感染症による停止期間の影響もあり,10月以来の語り部活動という生徒もいたため,前日伝承館で語り部練習を行い,準備をして焼津水産高校の語り部に臨みました。

 焼津水産高校の生徒はワークシートに記入しながら,時にはうなずき,真剣に語り部を聴講してくれました。同じ3年生で水産高校ということもあり,語り部以外にも互いの学校の様子や進路など様々な話をして深い交流をすることができました。最後の全体会では「震災当日の様子について教えて下さい」という質問があり,KSCの生徒がそれぞれ震災当日の体験や防災への思いを話し,焼津水産の生徒はメモを取りながら聞いている姿が印象的でした。

  

焼津水産高校との記念撮影            屋上での語り部活動の様子

今年度最初の語り部活動を行いました!

 

 5月29日(土)静岡県立焼津水産高等学校の生徒35名に今年度初めての語り部活動を行いました。以前から本校と焼津水産高校は同じ水産高校として交流があり,実習船「やいづ」による航海実習中であった海洋科学科航海類型3年生と専攻科の1年生の皆さんが気仙沼港に寄港したことが縁となり,「KSC」(向洋語り部クラブ)に語り部を依頼されました。

 当日は県総体直前のため3名しか参加できず,今春卒業した前全体リーダーで現在「けせんぬま震災伝承ネットワーク」でも活躍する熊谷樹さんに助っ人をお願いしました。KSCの生徒は久し振りの語り部でうまく説明できなかったり,言葉が出てこなかったりする場面も見られましたが,なんとか自分の言葉で伝えようと頑張っていました。

 最後に全体で質疑応答があり,焼津水産の生徒の皆さんから「震災当時の感想を教えて下さい」「防災に向けて大切なことは何ですか」といった質問が続きました。それに対し,KSCの生徒は今まで学校で学習してきたこと,語り部活動で学んだことを生かし,「自分の命を守ることが大切です」「できる備えをして下さい」など自分なりに答え,その答えが焼津水産の生徒に響いている様子が大変印象的でした。今後も焼津水産高校は航海実習で気仙沼に寄港するとのことですので,語り部活動を通して交流を深めていきたいです。

 

 

焼津水産高校の皆さんとの集合写真

当日の語り部活動の様子

今年度もKSC(Koyo Storyteller Club)「向洋語り部クラブ」の活動がスタートしました!

  昨年度末よりコロナ感染症の流行状況により,校内のみでしか活動ができなかったKSCですが,今年度は11名もの新入生が加わり,本格的に活動がスタートしました。新入生は階上中学校で語り部経験のある生徒に加え,語り部活動や防災に興味関心がある生徒が参加してくれました。参加生徒は5月現在1年生11名・2年生9名・3年生9名の計29名です。

 今年度もコロナ感染症の流行状況に応じながら,伝承館と連携し,語り部の依頼等があった場合の語り部活動,伝承館でのイヴェント,語り部練習会,月命日語り部等に積極的に参加していきます。

 新入生対象の語り部練習会を実施しました。

 

 KSC「向洋語り部クラブ」の名札のロゴです。生徒はロゴの印刷された

ネームプレートを着用し,語り部活動を行います。

 

 KSC(向洋語り部クラブ)が発足 語り部活動がスタート!

 6月から生徒による語り部団体を発足し、先輩達が学んだ旧校舎である気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館と連携した語り部(館内ガイド)活動がスタートし、震災を語り継ぐ、継承していく活動をしていくことになりました。

1 組織について 

 有志生徒による語り部団体「KSC」Koyo Story teller Club (向洋語り部クラブ)

 部活動の1つとして、生徒会会則による正式な部活動組織ではなく、全校生徒が入部できる兼部 組織です。あくまで部活動・進路・補習等を優先としています。

2 参加生徒

 語り部(館内ガイド)活動を希望する、防災に興味がある、防災意識が高い、地元に貢献したい 生徒が参加できるよう全校生徒に参加を呼び掛けました。12月現在34名(1年生9名・2年生9名・3年生16名)参加しています。

3 活動内容

 7月に5回、事前に伝承館にてガイド練習会に参加しました。伝承館と連携し、語り部の依頼等があった場合やイヴェント、語り部練習会、月命日語り部等に積極的に参加しています。ここまで8月4回、9月1回、10月2回、11月3回、12月2回の語り部活動を行っています。時には階上中学生の語り部活動とも連携して行っています。今まで一般の観光客に加え、奈良県や山形県の中学生や香川県の高校生など同世代に向けて、または高知県や宮崎県の教育委員会の先生方に向けてなど多くの語り部活動をしてきました。その活動が評価されてテレビや新聞などにも多く紹介されています。

【香川県立高松北高校への語り部ガイド】

【香川県立高松北高校への語り部ガイド】

【夏休み中の語り部活動】

【夏休み中の語り部活動】

【KSC】構想図

【KSC構想図】

 

本校の防災教育

 

総務防災委員による訓練振り返り

先生方による負傷者搬送訓練

第1回総合防災訓練を行いました

 6月23日(水)に第1回総合防災訓練を実施しました。今回は地震津波災害を想定し,「HR中に地震が発生」「停電,地震のため機械が故障し,校内放送が使用できない」「防災担当者が不在」など訓練内容を工夫し,生徒も真剣に取り組んでいました。また,先生方は安全点検・避難誘導・残留生徒確認・負傷者搬送訓練など,防災マニュアルによる組織活動や訓練を行い,生徒・教師共に防災に対応する力を高めることができました。気仙沼消防署の方からは指導講評として生徒の訓練に取り組む姿勢が大変立派であると褒めていただき,その後の防災講話では最近の地震を受け,地震発生時の対応について改めて教えていただきました。

 また,今回特に力を入れたのが訓練の振り返りです。訓練後に教室にて訓練内容の振り返りのアンケートを実施し,総務・防災委員の進行による訓練内容の感想や反省,今後の防災の取り組みについて発表等が行われ,全校生徒が改めて防災に対する意識を高めることができました。アンケート結果は総務防災委員により集計され,今後の防災訓練や先生方の防災マニュアルの改善に生かされます。

 

防災学習①にて避難経路の確認などを行いました

 

 4月21日(水)に防災学習①をクラスごと行いました。学習内容は「配信メールの受信確認」「緊急連絡カード」「避難確認カード」の内容確認,第1次避難場所である「校庭」(悪天候時:体育館)への避難経路確認,地震発生時の教室・特別教室・実習室・校内でよく利用する場所等(ラウンジ・食堂等)における危険物・危険箇所の確認,津波注意報・警報時の対応確認などです。

 特に1年生は担任から詳しく教室や実習室などからの避難経路について説明がありました。また,最後に「令和2年度 地域防災リーダー育成のため視察報告」が全校生徒に配付され,クラスごとに参加した生徒による感想や勉強になったこと,今後取り組みたいことなどの報告がされました。

 災害発生時や緊急対応時に必要な防災知識について学ぶことができる貴重な機会となりました。

 

 

1年生担任による避難経路の説明

「地域防災リーダー育成のための視察」

参加生徒による報告

 

 

 

 

1学年 防災教育講演会

 

 5月7日(金)に1学年を対象に防災教育講演会が実施されました。講師は本校旧職員で,「けせんぬま震災伝承ネットワーク語り部」での語り部活動や防災士として活躍されている芳賀一郎先生でした。芳賀先生からは「震災当日の向洋高校生徒たちの避難行動」や「震災時における岩手県や山元町の被災状況や避難行動」,「自然界を正しく畏れること」「普段からの備えの大切さ」などについて,先生の震災時の体験や想い,具体的な事例も含めて,大変分かりやすく講演していただきました。芳賀先生が話されていた「正しい防災知識がなければ意識は高まらない」というメッセージが強く印象に残りました。

 生徒たちは皆真剣にスライドを見て,講演を聴き,それぞれの防災知識と意識の高まりにつながる講演会となりました。

 

難所設営運営訓練を行いました!

 

 12月2日(水)に3学年が避難所設営運営訓練を行いました。訓練の目的は避難所設営運営訓練(各科の特色を生かした取組・パーティションの組立・簡易トイレ組立・コロナ感染症対策・避難者体験・受付・誘導等)を通して、避難所設営・避難所運営に関する基礎知識と技能を身に付け、地域の防災リーダーとしての意識と知識、防災対応力の向上を図るとしています。

 最初に防災主任による「避難所設営運営に関する講話」を聞いた後に、クラスごとに訓練に取り組みました。情報海洋科が体育館にて簡易トイレ設営訓練、海洋類型の生徒がロープワークを生かしたテント設営訓練、情報電子類型の生徒が避難所設営準備訓練を行いました。産業経済科は段ボールパーティション組立・設営訓練、機械技術科が体育館周辺にて大型災害用トイレ設営訓練・大型コンロ設営訓練・発電機操作訓練等を行いました。

 訓練後半、情報海洋科と産業経済科が協働して、避難所運営訓練等を行いました。委員会ごとに「受付班」「救護・介護班」「配膳・衛生班」に分かれ、「足の不自由な高齢者・幼児・けが人・ペット」など避難者役の生徒を受付し、誘導や救護を行いました。受付場所や救護所の設置、避難者の誘導と割り振りなど、生徒は苦労しながらもその場に応じて一生懸命に取り組んでいました。機械技術科はその専門性を生かし、発電機操作訓練や災害用トイレ設営訓練など真剣に取り組んでいました。

 2年生は12月16日(水)実施予定でしたが悪天候のため2月以降に延期となりました。1年生は1月20日(水)に実施予定です。 

 

    

 【テニス部の安全確保訓練】

【テニス部の安全確保訓練】

【屋上まで避難~防災主任~】

【屋上まで避難~防災主任より~】

【階上中学生と一緒に段ボールパーティション作成】

【階上中生と一緒に段ボールパーティション作成】

【避難所受付対応】

【避難所受付対応】

 

階上地区総合防災訓練に参加しました!

 

 11月15日(日)、防災における階上地区との地域連携の一つである階上地区総合防災訓練に参加しました。今年度はコロナ感染症のため訓練内容を見直しての実施となりました。午前中、階上地区の生徒は自分の住んでいる自治会が訓練を実施する場合、家族と一緒に参加するようにしました。また、学校で部活動をする生徒は部活動ごとの地震津波避難訓練を行いました。 

 部活動避難訓練は5つの部活と生徒会約70名が参加しました。それぞれの活動場所での安全確保した後に、第1次避難場所である校庭へ避難、防災主任講話後に、津波を想定して第2次避難場所である屋上へ避難しました。その後、活動場所に戻って部活(大会・遠征)中の防災について、ミーティングを行いました。

 午後は生徒会・階上中出身生徒の有志約10名で、階上中学校での避難所設営初期訓練に参加し、階上小・階上中の児童生徒と皆さんと協力しながらワンタッチテント設営訓練や段ボールパーティション作成・組立訓練、受付対応訓練に取り組みました。

第2回総合防災訓練「火災避難訓練」を行いました!

 

 11月4日(水)、第2回総合防災訓練として「火災避難訓練」を行いました。今回は実習棟1階溶接室から火災発生と想定し、先生方は火災報知機作動から火災発生状況の確認、初期消火と安全点検、避難誘導など、実際の火災発生を想定したより臨場感のある訓練を行いました。

 教室における火災予防の事前学習後に、昨年に引き続き、生徒は実際場面を想定しながら煙避難訓練を行いました。生徒は皆真剣に訓練に取り組み、ハンカチなどで口と鼻を覆いながら、低い姿勢で素早く避難することができました。

 校庭避難後には、消防署員から指導講評をいただき,その後初期消火訓練として消火器の使用方法を学び、実際に総務防災委員の生徒が消火訓練を行いました。また、家庭での火災予防として、「家庭で消火器がない場合の初期消火の仕方」について講話をいただき、高校生でもできる家庭での火災予防について学ぶことができました。

 

                                     

 

【煙避難訓練】

【総務防災委員による消火訓練】

  

地震津波避難訓練を行いました!

 

  10月14日(水)に地震津波避難訓練を行いました。今回の訓練は震度5強の地震後に大津波警報が出された想定とし、生徒は一次対応(安全確保)をした後に、放送・先生方の指示に従い、駐車場に集合、第3次避難場所(階上中学校)へ避難しました。初めに全校放送にて防災主任が津波避難に関する防災講話を行いました。その後、教室にて安全確保をし、駐車場にて整列、点呼、全校生徒で第3次避難場所である階上中学校まで移動しました。さらに訓練では、事前の生徒アンケートを参考に、貴重品(財布・スマホ・鍵等)を持っての避難としました。

 実際に全校生徒が階上中学校まで移動するのに約13分掛かりましたが、全校生徒で第3次避難場所である階上中学校までの避難経路を確認すると共に、登下校中の地震津波避難の意識も高めることができました。

 

「第1回総合防災訓練(地震津波避難訓練)」を行いました!

 

 7月22日(水)に地震津波避難訓練を実施しました。今回は事前に総務防災委員、VFC、地域防災リーダーの生徒約50名に事前アンケートを実施し、訓練内容を構成、工夫しました。

 「専門の授業・実習中の訓練」、「地震のため機械故障(校内停電)緊急校内放送が使用できない」「行方不明生徒を複数名出し、誰が行方不明か先生方も事前把握していない」「教職員も1名行方不明になる」「トランシーバーを活用した捜索訓練」「救護所設営訓練」など昨年以上に訓練内容を工夫し、より実際の災害を想定した訓練としました。先生方は「防災マニュアル」に則った安全点検・避難誘導・残留生徒確認・負傷者搬送訓練などより実践的な訓練をすることができました。そのため生徒はもちろんのこと先生方も防災意識と防災対応力を高めることができました。

 訓練後、気仙沼消防署署員の方に指導講評とともに「登下校中の安全確保」について講話をいただき、通学途中の津波避難などについての意識を高めることができました。

 

 

  

 【真備陵南高校との交流】                 【淡路高校との交流】 

 

【広島平和記念資料館前にて】        【野島断層保存館の見学】

「地域防災リーダー育成のための視察」に行ってきました!

 

 今年度も広島・倉敷・兵庫方面に、1月15日(水)~18日(金)の3泊4日の日程で生徒6名、本校校長、教諭2名が「地域防災リーダー育成のための視察」に行ってきました。今回は西日本豪雨で被災した倉敷市立真備陵南高等学校や阪神淡路大震災の震源地にある兵庫県立淡路高等学校と交流をしてきました。詳しい日程は以下の通りです。今回の視察報告は全校生徒に3月18日(水)に行います。また、参加生徒による詳しい視察報告などについても、後日HPに掲載予定です。

 

日 程 

1日目 気仙沼→一関→東京→広島→「原爆ドーム・    広島平和記念公園(見学)」→「広島ロイヤルライオンズクラブ(御礼・交流)」

2日目 「原爆ドーム・平和記念資料館(見学・被爆    体験伝承講話)」→岡山→「倉敷市立真備陵南高等学校(生徒交流)」→神戸三ノ宮 

3日目 「1.17の集い(黙祷・献花)」→神戸三ノ宮→淡路島→「北淡震災記念公園・野島断層保存館(総支配人語り部・見学)」→「兵庫県立淡路高等学校(生徒交流)」→神戸三ノ宮→「神戸港震災メモリアルパーク(見学)」→「1.17の集い(竹灯籠点灯)」

4日目 神戸三ノ宮→新神戸→東京→一関→気仙沼

防災教育先進校視察に行ってきました

 

 12月4日(水)~6日(金)の日程で、本校教諭2名が、岐阜聖徳学園高等学校・名古屋市立工芸高等学校・愛知県立海翔高等学校の防災教育先進校3校に視察してきました。

 岐阜聖徳学園高等学校は以前から高校生が取り組む地域防災に力を入れており、「高校生地域防災サミット」の開催し、高校生ができる地域と連携した防災活動や防災学習について取り組んでいました。名古屋市立工芸高等学校は専門高校の特徴を生かし、災害時に役立つ「災害かまどベンチ」、「防災リーフレット」を地域・企業・行政と連携して製作するなど、地域と連携した様々な防災活動に取り組んでいました。愛知県立海翔高等学校は普通科に環境防災コースが設定され、自然環境と自然災害のメカニズムや防災に関する学習を行い、防災リーダーとなる人材を育成していました。実際に環境防災コースの1年生と交流もしてきました。

 今回の防災教育先進校の詳しい視察報告については、後日改めてHPに掲載する予定です。

 

 

  

 

避難所設営・運営訓練を行いました!

 

 11月27日(水)に3学年が、12月11日(水)に2学年が避難所設営・運営訓練を行いました。最初に防災主任による「避難所設営・運営に関する講話」を聞いた後に、クラスごとに訓練に取り組み、最後に振り返りを行いました。

 3年生は情報海洋科が体育館にて簡易トイレ設営訓練・新聞紙を用いた防寒対策訓練、産業経済科が体育館にて段ボールパーティション組立・設営訓練、機械技術科が体育館周辺にて簡易トイレ設営訓練・大型コンロ設営訓練・発電機操作訓練等を行いました。

 2年生は3年生の内容を踏まえ、情報海洋科と産業経済科が協働して、避難所運営訓練等を行いました。委員会ごとに「受付班」「救護・介護班」「配膳・衛生班」に分かれ、「足の不自由な高齢者・幼児・トラック運転手・けが人」など避難者役の生徒を受付し、誘導や救護を行いました。受付場所や救護所の設置、避難者の誘導と割り振りなど、生徒は苦労しながらもその場に応じて一生懸命に取り組んでいました。機械技術科はその専門性を生かし、発電機操作訓練や簡易トイレ設営訓練など真剣に取り組んでいました。

 この訓練を通じて、災害発生時に高校生ができることを学びました。1年生は3月に実施予定です。

 

火災避難訓練を行いました!

 

 11月6日(水)、第2回総合防災訓練として火災避難訓練を行いました。今回は実習後、実習棟1階溶接室にて火災発生と想定しました。先生方は火災報知機作動から火災発生状況の確認、初期消火と安全点検、避難誘導など、実際の火災発生を想定したより臨場感のある訓練を行いました。生徒は今回初めて煙避難体験を行い、実際の避難途中において煙が発生した場合にどう避難するのかを訓練しました。生徒は真剣に訓練に取り組み、ハンカチなどで口と鼻を覆いながら、低い姿勢で素早く避難することができました。

 校庭避難後には、消防署員から初期消火訓練として、消火器の使用方法を学び、実際に消火訓練を行いました。

 

 

 

 

階上地区総合防災訓練に参加しました!

 

 11月3日(日)、階上地区総合防災訓練に参加しました。午前中、学校で部活動をする生徒約100名は部活動ことの地震津波避難訓練を行い、階上地区の生徒で当日部活動がない生徒は自分の住んでいる自治会ごとの防災訓練に参加しました。

 土日に行われる部活動において避難訓練をすることには大きな意味があります。当日はそれぞれの活動場所での安全確保→第1避難場所である校庭へ避難・防災主任講話→大津波を想定して第2避難場所である屋上へ避難→活動場所に戻っての部員同士の振り返りと防災学習を行いました。

 午後は生徒会・VFC・階上中出身生徒の有志約20名で、階上中学校での避難所設営初期訓練に参加し,階上小・階上中の児童生徒と皆さんと協力しながら避難所開設訓練に取り組みました。

 

 

地震津波避難訓練

 

 9月11日(水)に地震津波避難訓練を実施しました。今回は震度5強の地震後に大津波警報が出されたことを想定しました。自分たちで自主的に安全確保と避難行動することをねらいとして、地震発生時刻を「午後」としか事前に告知せず,緊急地震速報後に自分たちの判断で,それぞれの場所にて安全確保を行い、各自が直接校舎3階に避難するという訓練内容でした。その後全校生徒は体育館へ移動し、防災主任から津波避難に関する防災講話を受けました。

 実際には5時間目の休み時間に緊急地震速報と共に訓練地震が発生しました。生徒達は教室で、廊下で、トイレで、それぞれの場所でしっかりと安全確保を行い、その後、放送や先生方の指示で素早く校舎3階の指定避難場所に避難し、整列・点呼を行うことができました。事前告知をしないレベルが高い訓練にもかかわらず、生徒は自分たちで考え、判断し、行動することができまた。

 

 

 

 

「救急フェア2019」

一日救急隊長を務めてきました

 

 9月8日(日)に行われた「救急フェア2019」の一日救急隊長に、地域防災リーダー(生徒会)のS3千葉晃世君とK2熊谷樹君が委嘱されました。2人は最初に気仙沼・本吉地域広域行政事務組合消防本部にて、救急業務の説明を受け、その後消防指令センターの見学を行いました。

 次にイオン気仙沼店に移動し、一日救急隊長の委嘱状が交付されました。イオン気仙沼店では気仙沼消防署救急隊員と共に、心肺蘇生法とAEDの実技講習、消防救急クイズのお手伝いなどを行いました。特に心肺蘇生法とAEDの実技講習会では、大変立派に模範を示し、一般のお客様にも救急隊員と共にAEDの使用方法などを丁寧に説明することができました。

 

 

兵庫県立豊岡総合高等学校と大岡学園高等専修学校

                                                       交流会を行いました!

 

 令和元年8月8日(木),兵庫県立豊岡総合高等学校インターアクトクラブ10名と大岡学園高等専修学校8名が来校し、1月17日に地域防災リーダーとして豊岡総合高等学校を訪問した生徒会生徒3名と、VFC生徒15名が交流会を行いました。特に豊岡総合高等学校インターアクトクラブは震災後から本校と交流をしており、毎年入学生に「ミニチュアランドセル」、卒業生に「革細工ストラップ」学校に「無農薬米」等の支援をいただいています。

 当日は「学校紹介」「校舎案内」「防災ワークショップ」等を行って交流を行いました。特に「防災ワークショップ」ではアイスブレイクをして打ち解けた後に、震災当日の「向洋高校の津波からの避難」をテーマに話し合い、防災意識を高めながら交流をすることができました。

 

「第1回総合防災訓練(地震津波避難訓練)」

 令和元年6月19日(水)に地震津波避難訓練を実施しました。当日は雨のため、体育館への避難訓練となりました。最初にクラス毎、「訓練のねらい・想定・内容」、「避難経路の確認」
「防災訓練の意義・心構え」「一次対応(安全体勢)のショート訓練」の防災学習を行いました。その後、緊急地震速報の音で、防災訓練が始まりました。 生徒は素早く安全体勢を取り、先生方の指示に従い、緊張感を持って体育館へ避難しました。
 生徒とともに先生方も「防災マニュアル」に則った安全点検・避難誘導・残留生徒確認・負傷者搬送訓練等を行いました。
 訓練後、気仙沼消防署署員の方に指導講評とともに「災害時に生かされる負傷者搬送方法」について講話・実演をいただき、総務・防災委員の生徒などが実際に取り組みました。

 

「令和3年度 防災学習計画」

 

 4月 防災学習① 配信メール確認・避難経路確認・自宅,通学時の避難場所など

 6月 防災学習②「第1回総合防災訓練(地震津波)」・停電を想定した避難訓練など

 9月 防災学習③「地震津波避難訓練」・予告なし避難訓練など 

11月 防災学習④「第2回総合防災訓練(火災避難)」・煙避難訓練・初期消火,通報訓練

11月 「階上地区総合防災訓練」 

11月 「部活動中における地震津波避難訓練」

12月~2月 防災学習⑤「学年毎の避難所設営運営訓練」

12月 救急救命講習・1学年全員 「普通救命講習修了Ⅰ」取得

 3月 防災学習⑥「地域防災リーダー報告会・東日本大震災の教訓」