TOPICS 令和7年度

宇宙技術開発株式会社・陸上無線協会による出前授業を実施しました

 令和7年4月15日(火)、本校にて、宇宙技術開発株式会社および陸上無線協会東北支部 電波適正利用推進員協議会の皆様を講師にお迎えし、出前授業を実施いたしました。

 今回の授業は、情報海洋科1年生、情報電子類型の2・3年生、専攻科無線科1年生、並びに保護者の方々を対象に行われ、宇宙技術や無線通信に関する最先端の内容に触れる貴重な機会となりました。

 宇宙技術開発株式会社からは、衛星・ロケットの開発、ロケット射場の整備、衛星管制業務など、宇宙を支える多様な業務について詳しくご説明いただきました。中でも、気象衛星「ひまわり」や準天頂衛星「みちびき」の管制に関する具体的な事例紹介は、生徒たちの関心を大いに引きつけ、将来の進路選択への意識を高める契機となりました。

 また、本校卒業生で同社に勤務されている日野様からは、職場での実体験ややりがい、無線資格の重要性についてお話しいただき、生徒たちは先輩の姿を通して自身の未来をリアルに思い描いていました。

 加えて、陸上無線協会の氏家様からは、南極観測隊員としての通信業務や砕氷船「しらせ」での任務経験、モールス信号の活用など、日常の授業では得られない貴重なお話をいただきました。現場で求められる通信技術の重要性や責任の重さを感じ取ることができ、生徒たちにとって大きな刺激となりました。

 本校では今後も、産業界との連携を通じて、専門分野の学びと将来のキャリアをつなげる教育活動を推進してまいります。生徒たちが「学ぶ意義」を実感しながら、社会で活躍できる力を育んでいけるよう、引き続き全校体制で支援してまいります。