校長のつぶやき(H31年度)

修学旅行に出発

12月1日(日)2年生の修学旅行隊が出発しました。(京都・大阪面4泊5日)

 修学旅行に際して,私は生徒に伝えたいことが二つあります。
 一つ目,本物をしっかり見てこようということ。二つ目,見学地の文化遺産だけでなく,旅行中に出会う人々の様子をよく見ようということです。

【一つ目 本物の話】
 なかなか遠くへ旅行する機会がなかった昔の高校生にとっての旅行と,情報化が進んだ今とでは趣が違うはずです。それでも,考えてみると,今の時代だって西日本に行く機会はめったにないですよね。いくら情報だけあっても体が現地へ行っていなければ本当の体験はできません。ともすれば,金閣寺や清水寺もパンフレットの写真やネットの画像・動画で見て,もう分かったような気分になってしまいがちですが,目の前で実物を見ると感動があります。本物をしっかり目に焼き付けることが大切です。
 「本物」という言葉には「実物」という意味と,「トップクラスのもの」という意味があります。五感を使ってトップクラスのもの感じてきてほしい。この旅行が,「本物を見極める直感力を身に付ける一歩」となるように願っています。

【二つ目 人々の様子をよく見よう。】
 今回の旅行に際していろいろな人がかかわっています。添乗員さん,親御さん,先生方,現地行くとガイドさん,お世話をしてくださる旅館の皆さん,その他現地で出会う様々な人達との一期一会から「人として大切な何か」を学び取ってほしい。例えば,添乗員さんやガイドさんや旅館の方々は皆さんをいろいろと支えてくれます。その人たちと接すると感謝の気持ちが湧いてくるし,「これが,大人が仕事するってことなんだな」と学ぶはずです。

   充実した研修になりますように!