ブログ

TOPICS 令和7年度

宮城丸の航海状況(5月27日現在)(専攻科漁業科)

宮城丸の航海状況(5月27日現在)(専攻科漁業科)
 4月25日に石巻を出航した実習船「宮城丸」が順調に航行・操業を行っています。気仙沼向洋高校からは専攻科漁業科の4名が乗船しています。6月3日にハワイのホノルルに入港する予定です。生徒たちの様子は、指導教官と県教委の担当者から毎日配信されています。みんな元気に頑張っているようです!

情報海洋科海洋類型2年生 シーラス沿岸航海実習

5月16日に情報海洋科海洋類型2年生が小型実習船シーラスで沿岸航海実習を行いました。

生徒達は操舵や見張り、航海日誌の記入などを行いながら、志津川港に入港しました。

志津川魚市場では、職員の方(本校卒業生)から市場の説明いただき、場内を見学しました。

その後は、南三陸町さんさん商店街で昼食休憩をとり気仙沼に戻りました。

帰りの航海では、太陽の周りに現れるハロ・日暈(ひがさ)を見ることができました。これを見られるときは、天気が崩れるサインと言われています。(確かに次の日は雨でした。)

宇宙技術開発株式会社・陸上無線協会による出前授業を実施しました

 令和7年4月15日(火)、本校にて、宇宙技術開発株式会社および陸上無線協会東北支部 電波適正利用推進員協議会の皆様を講師にお迎えし、出前授業を実施いたしました。

 今回の授業は、情報海洋科1年生、情報電子類型の2・3年生、専攻科無線科1年生、並びに保護者の方々を対象に行われ、宇宙技術や無線通信に関する最先端の内容に触れる貴重な機会となりました。

 宇宙技術開発株式会社からは、衛星・ロケットの開発、ロケット射場の整備、衛星管制業務など、宇宙を支える多様な業務について詳しくご説明いただきました。中でも、気象衛星「ひまわり」や準天頂衛星「みちびき」の管制に関する具体的な事例紹介は、生徒たちの関心を大いに引きつけ、将来の進路選択への意識を高める契機となりました。

 また、本校卒業生で同社に勤務されている日野様からは、職場での実体験ややりがい、無線資格の重要性についてお話しいただき、生徒たちは先輩の姿を通して自身の未来をリアルに思い描いていました。

 加えて、陸上無線協会の氏家様からは、南極観測隊員としての通信業務や砕氷船「しらせ」での任務経験、モールス信号の活用など、日常の授業では得られない貴重なお話をいただきました。現場で求められる通信技術の重要性や責任の重さを感じ取ることができ、生徒たちにとって大きな刺激となりました。

 本校では今後も、産業界との連携を通じて、専門分野の学びと将来のキャリアをつなげる教育活動を推進してまいります。生徒たちが「学ぶ意義」を実感しながら、社会で活躍できる力を育んでいけるよう、引き続き全校体制で支援してまいります。

第1次航海実習報告(専攻科)

4月25日に石巻を出港した宮城丸には、本校からは専攻科漁業科4名と指導教官が乗船し、航海実習を実施しています。その後、順調に航海を進め、5月5日からハワイ南西海域で開始したマグロ延縄漁業実習(操業)は現在、終盤を迎えています。操業を終えれば、いよいよ6月3日にホノルル港寄港となります。

 揚縄での魚体処理(神経締め)

 正確に早く、幹縄結着に集中!

    食事で体力を回復!

  専攻科生は積極的に当直、課業に日々励んでいます。

宇宙開発・航空保安の世界へ(専攻科無線科)

 専攻科無線科1年生の2名が、宇宙開発、航空保安関連企業に内定が決まりました。
鈴木二葉さんは宇宙開発株式会社に内定し、衛星の管理や運用に携わり、松本昊也さんは空港情報通信株式会社に内定し、成田空港の航空無線設備の保守点検、航空機の運航関連業務に就く予定です。
 二人とも第2級陸上無線技術士の資格を取得しており、現在は上級資格に挑戦中です。鈴木さんは「資格取得は周囲を巻き込んで、仲間と一緒なら頑張れる」、松本さんは「高校から頑張れば大手を目指せる」と後輩たちにエールを送りました。

産業経済科3年 総合実習

5月16日(金)産業経済科3年生が総合実習を行いました。

科学実験班 中和滴定
商業班 電卓を使用した演習
     
食品製造班 ツナパン製造   

令和7年度 本吉支部総体

5月10日(土)に行われた本吉支部総体では、各会場で熱戦が繰り広げられました。

本校体育館では、男女バレーボール競技が行われました。

入学式 学校長式辞

式辞
早咲きの桜がほのかに香り、いよいよ新しい季節の息吹が聞こえてきました。
躍動の春がいま始まるこのよき日に、多くのご来賓の皆様、保護者の皆様のご列席のもと、令和7年度宮城県気仙沼向洋高等学校入学式を挙行できますこと、教職員を代表して厚く御礼申し上げます。
また、高校生活への期待に胸を膨らませ、キラキラとしたまなざしの新入生を迎えることができましたことは、私ども教職員にとりましても、誠に大きな喜びでございます。

ただいま入学を許可しました、
情報海洋科 23名
産業経済科 34名
機械技術科 27名
専攻科 漁業科 1名
専攻科 無線科 2名
計87名の皆さん、ご入学おめでとうございます。
そして、学びの場として、この気仙沼向洋高校を選んでくれて、本当にありがとう。
教職員並びに在校生一同、皆さんの入学を心から祝福し、歓迎いたします。
今日からの3年間、この階上(はしかみ)の地で、希望にあふれ、楽しく活気のある学校生活を送ることを願っています。

さて、
本校は、地域産業を支える人材の育成を教育方針に掲げ、明治34年、気仙沼町立水産補習学校としてスタートしました。昭和23年に気仙沼水産高等学校となり、平成6年には気仙沼向洋高等学校に校名を改め、現在の3学科体制に改編しました。水産・工業の専門分野を学ぶため、最先端の実習環境を整備し、総合的な産業教育を展開する、今年で創立125年を迎える伝統校であります。
本校の校訓は、「尚志」、「創造」、「力行」を掲げています。
「尚志」(しょうし)とは、志を高くもつこと
「創造」(そうぞう)とは、新しいもの作り出していくこと
「力行」(りっこう)とは、努力して行動することです。
これらが 長年の変わらぬ教えであり、同時に、時代が変化しても柔軟に対応できる力を育む教えであります。 この校訓のもと、本校は、常に産業界を見据え、新時代の技術を取り入れた教育を展開してきました。
14年前に起きた 東日本大震災では、校舎をはじめとする学校施設に大きな被害を受けました。そのような中、本当にたくさんの皆様から、有形無形のご支援を賜り、教育活動を維持することが出来ました。この事実と感謝の気持ちを、私たちは決して忘れてはなりません。
現在、被災した旧校舎は、「震災遺構・伝承館」として生まれ変わり、震災の記憶や教訓を、後世に伝える役割を担う施設となりました。本校は、地域の皆様と連携しながら、今後も防災教育を推進してまいります。

新入生の皆さん、あなた方の これからの人生には、大きな可能性が広がっています。
そして、少子化の時代、あなた方は日本の宝といえます。ひとりひとりが大切な存在であり、多様性の中で、たくましく生きていってほしいと考えます。
「夢なき者に成功なし」という言葉があります。これは、明治維新で重要な働きをした、多くの若者に影響を与えた、吉田松陰(よしだ・しょういん)が唱えた言葉です。
いつの時代でも 成功した人たちは、みな「夢」を持っていました。全ての成功は「夢」を持つことから始まります。「夢と理想をもち、計画を立て、自ら実行する」という、日頃の努力と挑戦を続け、自分の手で夢をつかみ取ってください。

保護者の皆様、お子様のご入学を、心よりお祝い申し上げます。私ども教職員は、お預かりいたしました、大切なお子様の成長と夢の実現に向けて、全力で支援してまいります。
お子様の学校生活が安心、安全で実り多いものとなりますよう、ご家庭と学校が手をたずさえて歩んでいきたいと考えております。
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

結びに、新入生ひとりひとりの個性が、このキャンパスで花開き、互いに認め合い、心を寄せ合いながら、大きく飛躍することを祈念して、式辞といたします。

令和7年4月8日  
宮城県気仙沼向洋高等学校 校長  杉山秀樹

 

対面式・部活動紹介が行われました

4月9日(水)に対面式と部活動紹介が行われました。

1年生は、初め緊張していましたが、2・3年生の工夫を凝らした部活動紹介に終始笑顔でした。