2016年10月の記事一覧

日本水産業の未来は明るい

 

 10月27日、第25回全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会東北地区大会が気仙沼市民会館において、東北六県9校の代表が参加し開催されました。各校とも地域水産業における課題等を踏まえた発表が多く、地場産品の開発に関するテーマ、海洋環境に関するテーマ、後継者育成に関するテーマなど多種多様の発表が有り、いずれの発表もレベルの高い興味深い作品ばかりでした。本校代表は気仙沼の特産品サメの食文化について研究発表しましたが、惜しくも入賞は逃したものの、内容の濃い素晴らしい研究発表でした。最優秀賞に輝いたのは地元宮古湾でとれる牡蠣の完全養殖を目指した『三陸の宝物を求めて~地元産カキの追求・完結』の研究発表をした宮古水産高校でした。おめでとうございます。いつもながら、高校生の地元水産業を盛り上げたいという素晴らしい発想・熱意には敬服するものがありました。この若者の熱意があれば日本水産業の未来は明るいでしょう。

『継続は力なり』~~齋藤美空さんグランプリおめでとう~~

 先日今回で13回目を迎える「プチシェフコンテスト in 気仙沼」が開催され、本校産業経済科2年の齋藤美空さんが見事グランプリを獲得しました。作品名は「蕎麦香るラザニア~2つのミルク仕立て~」でラザニアに地元気仙沼産のそば粉を使い、これも地元本吉モーランドの牛乳と酒粕ミルクジャムで作ったソースをかけた作品です。有名シェフが高く評価しての受賞ということでお見事の一語につきます。そして何より、出品5回目にして掴んだグランプリの栄冠。齋藤さん自身も、諦めずに頑張ればいつか夢は叶う。まさに「継続は力なり」を体現できたのではないでしょうか。夢や目標達成に向け努力し挑戦し続けることは大切です。その努力全てが結果として実現され報われるわけではありません。しかし、努力し続けなければ、100%達成されることはないのです。そのことを齋藤さんは向洋生全員に訴えかけているのかも知れません。「継続は力なり」齋藤美空さんおめでとう。そして、向洋生頑張れ!

向洋のサンマ缶 大好評でした

 

 10月15日(土)みやぎ専門高校展(みやぎまるごとフェスタ)が仙台勾当台公園を中心に開催され、本校からも参加、『向洋名物・サンマ缶詰』の販売を行いました。当日は天気も良く、多くの方々に気仙沼向洋高校のサンマ缶詰をPRする良い機会となりました。例年より個数を増やしての販売でしたが、5回に分けた販売も大行列の末、あっという間に完売。リピーターの方から「楽しみにしていましたよ」と声をかけられ、生徒達も笑顔での販売実習がより充実したものとなりました。また、後日、県南在住のTさんから、「美味しい缶詰 ご馳走様でした」とのメールをわざわざ頂戴しました。本当にありがとうございました。今後の生徒達の活動のエネルギーになります。御礼を申し上げます。そして、お買い上げいただいた皆さん、ありがとうございました。次の販売実習は
  ○10月30日 向洋祭
  ○11月17日・24日、12月8日 
いずれも大谷・道の駅となります。今後ともよろしくお願いします。

楽しくPTA研修旅行終了

 

 毎年恒例のPTA研修旅行が、保護者・先生方総勢40名の参加のもと開催されました。単独での研修旅行を実施している学校は県内でも珍しく、本校PTAの名物一大行事です。一昨年はあまちゃんブームにのり三陸鉄道の旅、昨年は地元再発見で大島探訪、そして、今年は新しくオープンした仙台うみの杜水族館をメインにキリンビール工場見学・アウトレットモールでのお買い物と楽しく一日を過ごしてきました。昼食はみんなで焼肉を堪能し、バスの中でも愉快な自己紹介・ビンゴゲームやカラオケなど、賑やかで笑い声の絶えない楽しい研修旅行でした。参加された保護者の皆さん、ご苦労様でした。

宮城丸第2次長期航海始まる

 

 宮城丸が第2次長期航海のため本校情報海洋科海洋類型の2年生11名、専攻科漁業科1年生4名、宮城県水産高校専攻科海洋技術科航海コース1年生3名の合計18名を乗せ石巻港を出港しました。台風の影響で5日に気仙沼港で予定されていた学校あげての盛大な出港式を行うことができず、本校関係の見送りは保護者の方々だけという寂しい出港となりました。今回のハワイ方面での45日間の実習航海は入学以来学んできた航海・漁業技術や天体観測・海洋調査など洋上での実践の場で試す絶好の機会でもあります。航海の安全を祈願すると共に、海の恩恵や脅威を体感しながらも、船員として対応できる能力を身に付けてきて欲しいと思っています。