2016年11月の記事一覧

スマイル“フード”プロジェクト決勝大会出場

 

 「スマイル“フード”プロジェクトin 東北 2016」決勝大会が11月20日東京港区東洋水産本社で開催され、本校生3年生3名が参加しました。このプロジェクトは東北地区の農業・水産系の高校生を対象に「カップ入りフリーズドライスープ」をテーマにアイディア商品を募集したコンテストです。東北の対象校66校から34チームが応募。本校は第1次の書類選考を見事突破し、県を代表しての6校での決勝大会出場は見事なものです。作品名は「ホヤ show you」~体の中からほっやホヤ~ 海の恵み、海蛸だっちゃスープ。気仙沼の特産品ホヤを題材に、授業での課題研究の中から生み出された作品です。惜しくもグランプリには手が届かなかったものの、充分全国に気仙沼のホヤをアピールしてくれました。この研究を礎として気仙沼のホヤがさらに全国に広がるよう、後輩達が研究を引き継ぎ商品化を目指し頑張ってくれるものと期待しています。

宮城丸長期航海無事帰港 逞しく成長し戻ってきました

 

 本校生、情報海洋科海洋類型2年生11名、専攻科漁業科1年生4名を乗せた宮城丸が10月4日気仙沼港を出発、無事45日間の長期航海を終え気仙沼港に帰港しました。毎年のことながら、出港時に比べ長期航海を終えての生徒達の表情、態度、仕草の変化にいつも驚かされます。現代の若者には必須の携帯電話は使えない。個室もなく常に共同生活。いつ収まるとも知れない船酔いや眠い眼を擦りながらの夜間見回り当番。一歩間違えば転落の危機もある網上げ作業など。これまで経験したことのない厳しい体験を経て帰ってきた生徒達はまさに見違えるほど逞しく感じられました。やはり、人は様々な経験をとおして成長するものだと痛感しました。是非この経験を生かしてこれからの人生に役立てて大きく羽ばたいて欲しいと思っています。お世話になりました宮城丸の皆さんには感謝の一語に尽きます。ご指導ありがとうございました。

IPPO IPPO NIPPONの皆さん 大変お世話になりました

 

 11月6日、IPPO IPPO NIPPONプロジェクトの終了式に出席してきました。今年度でこのプロジェクトが終了ということで、総括の意味を込め、岩手・宮城・福島3県の教育長さんが支援に対する支援状況と御礼、各校の復興状況を述べられ、支援校代表として岩手県立高田高校吹奏楽部が素晴らしい演奏を披露してくれました。このプロジェクトは経済同友会が主体となり、全国の企業・法人、個人からの支援を得て、主に岩手・宮城・福島の東北3県の専門高校に対する復興支援事業です。本校においては、授業や部活動での生徒送迎にフル活用している大型バス、毎日の生徒迎え入れに使っている下足箱、本校名物のサンマ缶詰製造に大活躍の冷凍・冷蔵庫、技能五輪出場という目標に向かって研鑽を積んだ旋盤など、日常の教育活動では欠かせない備品や専門高校としては必須である実習に使用する各種備品の購入にあててきました。被災校としてボールペン1本さえなかった状況から、多額のご支援をいただき教育活動を継続することができ、このプロジェクトに対し感謝の念でいっぱいです。本当にありがとうございました。これまでの多大なるご支援に応える意味でも、生徒達と供に、気仙沼向洋高校の更なる発展に向け頑張っていかなければならないと気持ちを新たにした一日でした。