学校長のつぶやき日記(H28年度)

新校舎建設いよいよ本格化へ

 

 昨年秋から始まった新校舎建設に向けた造成工事も順調に終了し、いよいよ校舎棟の建築作業が始まりました。作業場も完成し、いよいよ校舎棟、実習棟、体育館等の建築が始まり平成30年3月完成に向けて動き出すことになります。2・3年生は残念ながら現在の仮設校舎で卒業となりますが、1年生は3年次の4月には真新しい校舎での授業が開始されます。いよいよ新たな気仙沼向洋高校の始まりとなります。今後も校舎建築の進捗状況を見守っていきたいと思っています。

サンマ缶詰販売終了です。 ご愛顧ありがとうございました。

 

 大谷海岸・道の駅さんのご厚意で行われた、3日間にわたる本校名物「サンマ缶詰」販売実習が本日で終了しました。相変わらずの人気で、13:30販売開始と共に大勢の皆様にお買い上げいただき、生徒達も大満足。「楽しみに待っていましたよ」「先日買った缶詰美味かったからまた買いに来ましたよ」「東京にいる向洋卒業の息子達に送ってあげたいと思って買いに来ました」等々、生徒達にとってはこれからの教育活動の励みとなる言葉をかけていただきました。今年度の販売はこれで終了となりますが、末永く向洋高校のサンマ缶をよろしくお願い致します。また、販売実習にご協力いただきました大谷海岸・道の駅さんには感謝申しあげます。

2年生修学旅行 出発しました

 今年度の修学旅行団が本日、関西方面に向けて出発しました。旅行といえば昔はボストンバックが定番でしたが、今はローラー付きのスーツケースが主流、また、修学旅行専用列車で一日かけての移動が、現代は仙台空港から飛行機でひとっ飛び。昼にはもう到着し金閣寺・二条城等の京都市内研修が始まります。まさに時代の差を感じます。2日目は修学旅行最大のお楽しみUSJ見学、3日目は京都市内での自主研修。京都の古き歴史・文化・風習を学ぶと共に、新しい大阪の現代文化にも親しむなど、日本の良さを再発見する貴重な機会となることでしょう。全員が無事に元気で戻ってくることを祈るだけです。

スマイル“フード”プロジェクト決勝大会出場

 

 「スマイル“フード”プロジェクトin 東北 2016」決勝大会が11月20日東京港区東洋水産本社で開催され、本校生3年生3名が参加しました。このプロジェクトは東北地区の農業・水産系の高校生を対象に「カップ入りフリーズドライスープ」をテーマにアイディア商品を募集したコンテストです。東北の対象校66校から34チームが応募。本校は第1次の書類選考を見事突破し、県を代表しての6校での決勝大会出場は見事なものです。作品名は「ホヤ show you」~体の中からほっやホヤ~ 海の恵み、海蛸だっちゃスープ。気仙沼の特産品ホヤを題材に、授業での課題研究の中から生み出された作品です。惜しくもグランプリには手が届かなかったものの、充分全国に気仙沼のホヤをアピールしてくれました。この研究を礎として気仙沼のホヤがさらに全国に広がるよう、後輩達が研究を引き継ぎ商品化を目指し頑張ってくれるものと期待しています。

宮城丸長期航海無事帰港 逞しく成長し戻ってきました

 

 本校生、情報海洋科海洋類型2年生11名、専攻科漁業科1年生4名を乗せた宮城丸が10月4日気仙沼港を出発、無事45日間の長期航海を終え気仙沼港に帰港しました。毎年のことながら、出港時に比べ長期航海を終えての生徒達の表情、態度、仕草の変化にいつも驚かされます。現代の若者には必須の携帯電話は使えない。個室もなく常に共同生活。いつ収まるとも知れない船酔いや眠い眼を擦りながらの夜間見回り当番。一歩間違えば転落の危機もある網上げ作業など。これまで経験したことのない厳しい体験を経て帰ってきた生徒達はまさに見違えるほど逞しく感じられました。やはり、人は様々な経験をとおして成長するものだと痛感しました。是非この経験を生かしてこれからの人生に役立てて大きく羽ばたいて欲しいと思っています。お世話になりました宮城丸の皆さんには感謝の一語に尽きます。ご指導ありがとうございました。

IPPO IPPO NIPPONの皆さん 大変お世話になりました

 

 11月6日、IPPO IPPO NIPPONプロジェクトの終了式に出席してきました。今年度でこのプロジェクトが終了ということで、総括の意味を込め、岩手・宮城・福島3県の教育長さんが支援に対する支援状況と御礼、各校の復興状況を述べられ、支援校代表として岩手県立高田高校吹奏楽部が素晴らしい演奏を披露してくれました。このプロジェクトは経済同友会が主体となり、全国の企業・法人、個人からの支援を得て、主に岩手・宮城・福島の東北3県の専門高校に対する復興支援事業です。本校においては、授業や部活動での生徒送迎にフル活用している大型バス、毎日の生徒迎え入れに使っている下足箱、本校名物のサンマ缶詰製造に大活躍の冷凍・冷蔵庫、技能五輪出場という目標に向かって研鑽を積んだ旋盤など、日常の教育活動では欠かせない備品や専門高校としては必須である実習に使用する各種備品の購入にあててきました。被災校としてボールペン1本さえなかった状況から、多額のご支援をいただき教育活動を継続することができ、このプロジェクトに対し感謝の念でいっぱいです。本当にありがとうございました。これまでの多大なるご支援に応える意味でも、生徒達と供に、気仙沼向洋高校の更なる発展に向け頑張っていかなければならないと気持ちを新たにした一日でした。

向洋祭大盛況 地域の皆さんお世話になりました

 

 本校最大のイベントである向洋祭が10月29・30日の両日、「Link ~一人ひとりが輝ける舞台~」をテーマに開催されました。29日は校内発表として文化部の発表、そして、各クラス独自の企画発表等、狭い体育館が熱気に包まれ大いに盛り上がりました。30日は一般公開。日頃お世話になっている地域の皆様に感謝の気持ちと元気をお届けしたいと「おもてなしの心」で授業や実習内容の展示、各部・委員会の発表、模擬店、名物サンマ缶詰販売などよく頑張ってくれました。来場者された方々に充分楽しんでもらえたのではないでしょうか。向洋生一人ひとりが輝いている姿を垣間見られ、地域の皆様方にも気仙沼向洋高校の良さを十分堪能していただけた素晴らしい二日間だったと思います。生徒の皆さんご苦労様でした。そして地域の皆さんお世話になりました。

日本水産業の未来は明るい

 

 10月27日、第25回全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会東北地区大会が気仙沼市民会館において、東北六県9校の代表が参加し開催されました。各校とも地域水産業における課題等を踏まえた発表が多く、地場産品の開発に関するテーマ、海洋環境に関するテーマ、後継者育成に関するテーマなど多種多様の発表が有り、いずれの発表もレベルの高い興味深い作品ばかりでした。本校代表は気仙沼の特産品サメの食文化について研究発表しましたが、惜しくも入賞は逃したものの、内容の濃い素晴らしい研究発表でした。最優秀賞に輝いたのは地元宮古湾でとれる牡蠣の完全養殖を目指した『三陸の宝物を求めて~地元産カキの追求・完結』の研究発表をした宮古水産高校でした。おめでとうございます。いつもながら、高校生の地元水産業を盛り上げたいという素晴らしい発想・熱意には敬服するものがありました。この若者の熱意があれば日本水産業の未来は明るいでしょう。

『継続は力なり』~~齋藤美空さんグランプリおめでとう~~

 先日今回で13回目を迎える「プチシェフコンテスト in 気仙沼」が開催され、本校産業経済科2年の齋藤美空さんが見事グランプリを獲得しました。作品名は「蕎麦香るラザニア~2つのミルク仕立て~」でラザニアに地元気仙沼産のそば粉を使い、これも地元本吉モーランドの牛乳と酒粕ミルクジャムで作ったソースをかけた作品です。有名シェフが高く評価しての受賞ということでお見事の一語につきます。そして何より、出品5回目にして掴んだグランプリの栄冠。齋藤さん自身も、諦めずに頑張ればいつか夢は叶う。まさに「継続は力なり」を体現できたのではないでしょうか。夢や目標達成に向け努力し挑戦し続けることは大切です。その努力全てが結果として実現され報われるわけではありません。しかし、努力し続けなければ、100%達成されることはないのです。そのことを齋藤さんは向洋生全員に訴えかけているのかも知れません。「継続は力なり」齋藤美空さんおめでとう。そして、向洋生頑張れ!

向洋のサンマ缶 大好評でした

 

 10月15日(土)みやぎ専門高校展(みやぎまるごとフェスタ)が仙台勾当台公園を中心に開催され、本校からも参加、『向洋名物・サンマ缶詰』の販売を行いました。当日は天気も良く、多くの方々に気仙沼向洋高校のサンマ缶詰をPRする良い機会となりました。例年より個数を増やしての販売でしたが、5回に分けた販売も大行列の末、あっという間に完売。リピーターの方から「楽しみにしていましたよ」と声をかけられ、生徒達も笑顔での販売実習がより充実したものとなりました。また、後日、県南在住のTさんから、「美味しい缶詰 ご馳走様でした」とのメールをわざわざ頂戴しました。本当にありがとうございました。今後の生徒達の活動のエネルギーになります。御礼を申し上げます。そして、お買い上げいただいた皆さん、ありがとうございました。次の販売実習は
  ○10月30日 向洋祭
  ○11月17日・24日、12月8日 
いずれも大谷・道の駅となります。今後ともよろしくお願いします。