学校長のつぶやき日記(H28年度)

新校舎建設いよいよ本格化へ

 

 昨年秋から始まった新校舎建設に向けた造成工事も順調に終了し、いよいよ校舎棟の建築作業が始まりました。作業場も完成し、いよいよ校舎棟、実習棟、体育館等の建築が始まり平成30年3月完成に向けて動き出すことになります。2・3年生は残念ながら現在の仮設校舎で卒業となりますが、1年生は3年次の4月には真新しい校舎での授業が開始されます。いよいよ新たな気仙沼向洋高校の始まりとなります。今後も校舎建築の進捗状況を見守っていきたいと思っています。

サンマ缶詰販売終了です。 ご愛顧ありがとうございました。

 

 大谷海岸・道の駅さんのご厚意で行われた、3日間にわたる本校名物「サンマ缶詰」販売実習が本日で終了しました。相変わらずの人気で、13:30販売開始と共に大勢の皆様にお買い上げいただき、生徒達も大満足。「楽しみに待っていましたよ」「先日買った缶詰美味かったからまた買いに来ましたよ」「東京にいる向洋卒業の息子達に送ってあげたいと思って買いに来ました」等々、生徒達にとってはこれからの教育活動の励みとなる言葉をかけていただきました。今年度の販売はこれで終了となりますが、末永く向洋高校のサンマ缶をよろしくお願い致します。また、販売実習にご協力いただきました大谷海岸・道の駅さんには感謝申しあげます。

2年生修学旅行 出発しました

 今年度の修学旅行団が本日、関西方面に向けて出発しました。旅行といえば昔はボストンバックが定番でしたが、今はローラー付きのスーツケースが主流、また、修学旅行専用列車で一日かけての移動が、現代は仙台空港から飛行機でひとっ飛び。昼にはもう到着し金閣寺・二条城等の京都市内研修が始まります。まさに時代の差を感じます。2日目は修学旅行最大のお楽しみUSJ見学、3日目は京都市内での自主研修。京都の古き歴史・文化・風習を学ぶと共に、新しい大阪の現代文化にも親しむなど、日本の良さを再発見する貴重な機会となることでしょう。全員が無事に元気で戻ってくることを祈るだけです。

スマイル“フード”プロジェクト決勝大会出場

 

 「スマイル“フード”プロジェクトin 東北 2016」決勝大会が11月20日東京港区東洋水産本社で開催され、本校生3年生3名が参加しました。このプロジェクトは東北地区の農業・水産系の高校生を対象に「カップ入りフリーズドライスープ」をテーマにアイディア商品を募集したコンテストです。東北の対象校66校から34チームが応募。本校は第1次の書類選考を見事突破し、県を代表しての6校での決勝大会出場は見事なものです。作品名は「ホヤ show you」~体の中からほっやホヤ~ 海の恵み、海蛸だっちゃスープ。気仙沼の特産品ホヤを題材に、授業での課題研究の中から生み出された作品です。惜しくもグランプリには手が届かなかったものの、充分全国に気仙沼のホヤをアピールしてくれました。この研究を礎として気仙沼のホヤがさらに全国に広がるよう、後輩達が研究を引き継ぎ商品化を目指し頑張ってくれるものと期待しています。

宮城丸長期航海無事帰港 逞しく成長し戻ってきました

 

 本校生、情報海洋科海洋類型2年生11名、専攻科漁業科1年生4名を乗せた宮城丸が10月4日気仙沼港を出発、無事45日間の長期航海を終え気仙沼港に帰港しました。毎年のことながら、出港時に比べ長期航海を終えての生徒達の表情、態度、仕草の変化にいつも驚かされます。現代の若者には必須の携帯電話は使えない。個室もなく常に共同生活。いつ収まるとも知れない船酔いや眠い眼を擦りながらの夜間見回り当番。一歩間違えば転落の危機もある網上げ作業など。これまで経験したことのない厳しい体験を経て帰ってきた生徒達はまさに見違えるほど逞しく感じられました。やはり、人は様々な経験をとおして成長するものだと痛感しました。是非この経験を生かしてこれからの人生に役立てて大きく羽ばたいて欲しいと思っています。お世話になりました宮城丸の皆さんには感謝の一語に尽きます。ご指導ありがとうございました。

IPPO IPPO NIPPONの皆さん 大変お世話になりました

 

 11月6日、IPPO IPPO NIPPONプロジェクトの終了式に出席してきました。今年度でこのプロジェクトが終了ということで、総括の意味を込め、岩手・宮城・福島3県の教育長さんが支援に対する支援状況と御礼、各校の復興状況を述べられ、支援校代表として岩手県立高田高校吹奏楽部が素晴らしい演奏を披露してくれました。このプロジェクトは経済同友会が主体となり、全国の企業・法人、個人からの支援を得て、主に岩手・宮城・福島の東北3県の専門高校に対する復興支援事業です。本校においては、授業や部活動での生徒送迎にフル活用している大型バス、毎日の生徒迎え入れに使っている下足箱、本校名物のサンマ缶詰製造に大活躍の冷凍・冷蔵庫、技能五輪出場という目標に向かって研鑽を積んだ旋盤など、日常の教育活動では欠かせない備品や専門高校としては必須である実習に使用する各種備品の購入にあててきました。被災校としてボールペン1本さえなかった状況から、多額のご支援をいただき教育活動を継続することができ、このプロジェクトに対し感謝の念でいっぱいです。本当にありがとうございました。これまでの多大なるご支援に応える意味でも、生徒達と供に、気仙沼向洋高校の更なる発展に向け頑張っていかなければならないと気持ちを新たにした一日でした。

向洋祭大盛況 地域の皆さんお世話になりました

 

 本校最大のイベントである向洋祭が10月29・30日の両日、「Link ~一人ひとりが輝ける舞台~」をテーマに開催されました。29日は校内発表として文化部の発表、そして、各クラス独自の企画発表等、狭い体育館が熱気に包まれ大いに盛り上がりました。30日は一般公開。日頃お世話になっている地域の皆様に感謝の気持ちと元気をお届けしたいと「おもてなしの心」で授業や実習内容の展示、各部・委員会の発表、模擬店、名物サンマ缶詰販売などよく頑張ってくれました。来場者された方々に充分楽しんでもらえたのではないでしょうか。向洋生一人ひとりが輝いている姿を垣間見られ、地域の皆様方にも気仙沼向洋高校の良さを十分堪能していただけた素晴らしい二日間だったと思います。生徒の皆さんご苦労様でした。そして地域の皆さんお世話になりました。

日本水産業の未来は明るい

 

 10月27日、第25回全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会東北地区大会が気仙沼市民会館において、東北六県9校の代表が参加し開催されました。各校とも地域水産業における課題等を踏まえた発表が多く、地場産品の開発に関するテーマ、海洋環境に関するテーマ、後継者育成に関するテーマなど多種多様の発表が有り、いずれの発表もレベルの高い興味深い作品ばかりでした。本校代表は気仙沼の特産品サメの食文化について研究発表しましたが、惜しくも入賞は逃したものの、内容の濃い素晴らしい研究発表でした。最優秀賞に輝いたのは地元宮古湾でとれる牡蠣の完全養殖を目指した『三陸の宝物を求めて~地元産カキの追求・完結』の研究発表をした宮古水産高校でした。おめでとうございます。いつもながら、高校生の地元水産業を盛り上げたいという素晴らしい発想・熱意には敬服するものがありました。この若者の熱意があれば日本水産業の未来は明るいでしょう。

『継続は力なり』~~齋藤美空さんグランプリおめでとう~~

 先日今回で13回目を迎える「プチシェフコンテスト in 気仙沼」が開催され、本校産業経済科2年の齋藤美空さんが見事グランプリを獲得しました。作品名は「蕎麦香るラザニア~2つのミルク仕立て~」でラザニアに地元気仙沼産のそば粉を使い、これも地元本吉モーランドの牛乳と酒粕ミルクジャムで作ったソースをかけた作品です。有名シェフが高く評価しての受賞ということでお見事の一語につきます。そして何より、出品5回目にして掴んだグランプリの栄冠。齋藤さん自身も、諦めずに頑張ればいつか夢は叶う。まさに「継続は力なり」を体現できたのではないでしょうか。夢や目標達成に向け努力し挑戦し続けることは大切です。その努力全てが結果として実現され報われるわけではありません。しかし、努力し続けなければ、100%達成されることはないのです。そのことを齋藤さんは向洋生全員に訴えかけているのかも知れません。「継続は力なり」齋藤美空さんおめでとう。そして、向洋生頑張れ!

向洋のサンマ缶 大好評でした

 

 10月15日(土)みやぎ専門高校展(みやぎまるごとフェスタ)が仙台勾当台公園を中心に開催され、本校からも参加、『向洋名物・サンマ缶詰』の販売を行いました。当日は天気も良く、多くの方々に気仙沼向洋高校のサンマ缶詰をPRする良い機会となりました。例年より個数を増やしての販売でしたが、5回に分けた販売も大行列の末、あっという間に完売。リピーターの方から「楽しみにしていましたよ」と声をかけられ、生徒達も笑顔での販売実習がより充実したものとなりました。また、後日、県南在住のTさんから、「美味しい缶詰 ご馳走様でした」とのメールをわざわざ頂戴しました。本当にありがとうございました。今後の生徒達の活動のエネルギーになります。御礼を申し上げます。そして、お買い上げいただいた皆さん、ありがとうございました。次の販売実習は
  ○10月30日 向洋祭
  ○11月17日・24日、12月8日 
いずれも大谷・道の駅となります。今後ともよろしくお願いします。

楽しくPTA研修旅行終了

 

 毎年恒例のPTA研修旅行が、保護者・先生方総勢40名の参加のもと開催されました。単独での研修旅行を実施している学校は県内でも珍しく、本校PTAの名物一大行事です。一昨年はあまちゃんブームにのり三陸鉄道の旅、昨年は地元再発見で大島探訪、そして、今年は新しくオープンした仙台うみの杜水族館をメインにキリンビール工場見学・アウトレットモールでのお買い物と楽しく一日を過ごしてきました。昼食はみんなで焼肉を堪能し、バスの中でも愉快な自己紹介・ビンゴゲームやカラオケなど、賑やかで笑い声の絶えない楽しい研修旅行でした。参加された保護者の皆さん、ご苦労様でした。

宮城丸第2次長期航海始まる

 

 宮城丸が第2次長期航海のため本校情報海洋科海洋類型の2年生11名、専攻科漁業科1年生4名、宮城県水産高校専攻科海洋技術科航海コース1年生3名の合計18名を乗せ石巻港を出港しました。台風の影響で5日に気仙沼港で予定されていた学校あげての盛大な出港式を行うことができず、本校関係の見送りは保護者の方々だけという寂しい出港となりました。今回のハワイ方面での45日間の実習航海は入学以来学んできた航海・漁業技術や天体観測・海洋調査など洋上での実践の場で試す絶好の機会でもあります。航海の安全を祈願すると共に、海の恩恵や脅威を体感しながらも、船員として対応できる能力を身に付けてきて欲しいと思っています。

これぞ 『生きる力』 あっぱれ向洋生!

 

  毎朝、まずはメールのチェックが日課となっていますが、今朝、嬉しいメールをいただき、校長室で一人ニヤニヤしています。
17・18日、ツール・ド・東北が当地方でも開催され、本校生もボランティアとしてVFCの生徒達が参加しました。その関係者から、1通のメールを頂戴しその一部をご紹介します。

 『このたびはツールド東北の開催に当たりまして多大なご協力を頂き、誠にありがとうございました。大谷海岸のボランティア担当をしたヤフー株式会社の社員より、向洋高の生徒さんたちの連携が素晴らしかったと報告を受けています。
 1点目は、生徒さん同士の声掛けと話し合い、連携により、刻々と変わる状況に、自分たちで改善をしていけたこと
 2点目は、自転車の誘導コーンの置き方を、学校で習った定置網(?)を応用し、スムーズに流れる方法を考案したこと。(よく分かりませんが、網の形がテストに出るのと同じだとか言っていたそうです)
 3点目は、礼儀正しさと笑顔で、爽やかに運営いただいたこと』

 本校は水産系と工業系の2つの学科からなる専門高校です。2点目については、休憩所となる大谷海岸・道の駅で補助員を担当していた生徒が、休憩所に入ってくる自転車を事故なくどう誘導するか考えた末の、魚を定置網にスムーズに誘導する方法のようです。まさに、生徒達が水産の学習を通じて、実社会にどのように応用するか考えての対応だったと思います。これぞ『生きる力』の証でしょうか。社会は日々、刻々と変わっていきます。社会の変化にどのように対応していくか、人間力が試される時代でもあります。これからも様々な状況を判断し、『生きる力』を発揮しながら難題に立ち向かい克服していく、そんな逞しい向洋生であって欲しいものです。メールを頂戴したKさん、ありがとうございました。

就職試験いよいよ解禁です~頑張れ向洋生!

 今年度の高校生の就職試験がいよいよ明日16日に解禁になります。本校でも関東や遠くは関西まで出かけ受験する生徒もおり、移動日である今日の3年生の教室はやや寂しい状況です。そして、これまで面接の練習や出願書類の作成等、生徒と先生方が一つになって、夏休み休み返上で準備してきました。私も模擬面接で何人かの生徒と面接をしましたが、持ち前の素直さ・誠実さがむしろ仇となって、回答に窮する場面もありやや心配になります。しかし、出陣式では「仮設校舎で3年間という、厳しい環境にも負けずに頑張ってきたことを自信として、向洋生の武器である挨拶と笑顔で自信を持って試験に臨んで欲しい。」と激励しました。希望する進路達成に向け、全力でトライして欲しいものです。
頑張れ 向洋生!

2学期のスタートです  実り多い学期に

 7月26日から始まった夏季休業も大きな事故もなく無事終了し、本日から2学期がスタートしました。24日間の夏季休業中、様々な出来事がありました。

 ○ラグビー部
  全国合同チーム大会(コベルコカップ)で東北代表として本校生5名が参加、全国4位に入賞。うち藤村樹人君(3年)佐藤達哉君(3年)男乕裕介君(2年)の3名は来年1月の東西対抗での東日本代表候補に選ばれる。

 ○ハイテククラブ
  技能五輪2次予選に吉田将人君(3年)が出場、あと一歩のところで最終予選出場を逃したものの大健闘。ま
 た、全国若年者ものづくり大会フライス盤の部で気仙大介君(3年)が2年連続の敢闘賞受賞


 ○ヨット部
  早稲田大学ヨット部のご支援をいただき強化練習会実施


 ○生徒会・VFC部
  豊橋東ロータリークラブの皆さん、八戸水産高校の皆さん、豊岡総合高校の皆さんが来校され交流会を行いまし
 た。その他様々な施設・お祭りで地域の方々との交流を行いました。


 ○チャリティ財団Runway for Hopeのご支援を受け3名がアメリカ合衆国
  オレゴン州を訪問、貴重な体験をしました。


 ○階上保育所のご協力をいただき6名が一日保育士体験実習を行いました。  等


 その他様々な部での各種大会・コンクールでの活躍、進路選択での学校・会社訪問等、とても中身の濃い24日間でした。そして、いよいよ2学期、1年で最も充実した時期だと言われます。勉強に、スポーツに、文化に様々な活動を行うにも最適な時期となります。実り多い学期になればと期待しています。

一学期、無事終了しました

 

 本日の終業式をもって、1学期が無事終了しました。振り返ってみると、慌ただしい中にも充実した4ヶ月でした。4月、新年度開始とともに新たな学年が始まり落ち着く間もなく、5月、6月の支部総体、県総体。そして一週間後には、さあ!頭を切り換えて定期考査。テストでの勉強疲れを癒やしてくれた体育祭。一日目は球技競技、二日目は運動会競技と向洋生完全燃焼の二日間でした。7月に入ると短期航海やインターンシップで実社会の厳しさを実感し、学校に戻れば三者面談で成績面での現実を突きつけられ、気がついたら1学期も終了。生徒達にとっては本当に中身の濃い一学期だったと思います。
本日の終業式、校長講話でこの夏休み期間を利用し、各自の「当たり前力」を磨くよう、そしてそのために、『感謝の気持ち、まず行動する、ルールを守る』の3つを心に留めて生活しようという話をしました。『挨拶の向洋』だけでなく、その他にも『○○の向洋』と言われるよう、様々な経験をとおして、当たり前に判断し当たり前に行動出来る向洋生として、人間性を磨き上げて欲しいと願っています。

特集 「先輩諸氏に感謝」   頑張れ、向洋 卒業生!

 

 7月4日から始まった2年生のインターンシップ。情報海洋科、産業経済科は1週間、機械技術科は2週間、1年後に迫った進路決定に向け、とても充実した貴重な経験となりました。そして、巡回指導の先生方から、様々な職場において先輩方が活躍され、また、現役生に対して丁寧にご指導いただいた報告を受けました。改めてお世話になった先輩諸氏に感謝するしだいです。

 7月8日、今年で3回目となる株式会社クボタさんによる機械技術科の特別授業があり、大阪・茨城・栃木各地から13名の方々が来校され、エンジンの組み立てや金属加工の方法などご指導をいただきました。専門的かつ高度な技術を直接目の当たりにし、ご指導いただいたことで、充実した授業となりました。13名の職員の中の一人に26年度本校卒業の小野寺航先輩がいらっしゃって、先輩から特別授業の中で、会社の説明や社会人としての心構えなどの講話もいただきました。後輩達も先輩の話に真剣に耳を傾け、お互いに良い刺激を受けたのではないかと思います。

 7月9日、東京で気仙沼高校と合同での関東同窓会が開催され、菊田栄会長始め本校の関東在住の卒業生約30名が一同に集い楽しい一時を過ごすことができました。高校時代の話題を中心に和やかな笑いの絶えない同窓会となりました。私も卒業生から沢山元気をいただき帰気しました。

 そして、卒業生についてもう一つ話題を。先日仙台出張の際、車を運転中、ラジオからこんな話が流れてきました。
アナウンサー「Aさんからのお手紙です。私の息子はこの4月から社会人として仙台で働き始めました。高校時代は、県北にある高校で3年間仮設校舎生活でしたが、何事にも頑張り充実した高校生活を送っていたようです。その息子から、先日、初めての給料が出たということでプレゼントをもらいました。そして、『今までありがとう』という手紙が添えられていました。頼りない、まだ幼いと思っていた息子の立派に成長した姿にとても嬉しくなりペンを取りました」
という話でした。運転しながらとても幸せな気持ちになりました。頑張れ 向洋 卒業生!

2年生「短期航海」「インターンシップ」頑張っています

 

 今週、2年生が学校を飛び出し各方面で頑張っています。情報海洋科海洋類型の生徒達は、県実習船「宮城丸」による4泊5日の短期航海実習を行っています。船内生活を体験するとともに消火訓練や緊急脱出訓練等、学校ではできない実地の船舶運航に関する知識・技術習得に頑張っています。また、他の情報海洋科情報電子類型及び産業経済科や機械技術科の生徒達はインターンシップで市内の様々な企業さんのご協力をいただき実習体験を行っています。進路がはっきり決まっている生徒や未定の生徒等様々ですが、各企業での実習を通じて社会人としての心構えやマナー、仕事内容等を学びながらも熱心に取り組んでいるようです。1週間又は2週間という短い期間ではありますが、大きく成長し戻ってくることを期待しています。

今年も「向洋のサンマ缶」始まりました

 

 向洋と言えば「サンマ缶詰」と好評をいただいているサンマ缶詰の実習が始まりました。初日の今日は、産業経済科の3年生が早速製造実習を行いました。さすが3年生、昨年の経験も生かし、慣れた手つきでサンマの処理や缶への詰め方を手際よく行っていました。初日ということで機械トラブルというハプニングがあったものの700缶程ができあがりました。今後産業経済科の2年生の実習も含め例年並みの約5000缶を目標に実習が行われます。例年通り向洋祭や市内催事で販売予定です。楽しみにお待ち下さい。

県高校総体 ご苦労様でした

 今年度の県高校総体が6月4~6日の3日間、開催されました。気仙沼向洋高校勢はヨット部のFJ級菅野・小野寺組と420級と合わせた総合で優勝し、東北大会でインターハイへの出場権四枠に挑戦します。また、テニス部ダブルスの吉田・加藤組の頑張りは見事であり同時に悔しいベスト8でした。インターハイで応援する夢を見させてもらっただけで二人に感謝です。石巻高校との合同チームで臨んだラグビーがベスト8。またいつの日か単独での活躍を大いに期待です。その他の部も、他校や他の公共施設をお借りしての恵まれない練習環境の中、よく頑張りました。残念ながらあと一歩のところで目標に届かなかった部も十分力を出し切ったと思います。いつもの事ながら、生徒達の頑張る姿からパワーをもらい、また明日から頑張ろう。生徒達、ありがとう、そしてお疲れさん。

優雅なスポーツ、ヨット競技のはずが?

 

 快晴の海原を、風を切って颯爽と進むヨット。まさに「優雅なスポーツ」のイメージが強いヨット競技。高体連ヨット専門部の役員として、先の高校総体に参加しました。6月4・5日の天気はまさに快晴。特に4日は雲一つない清々しい天気でした。さぞ、ヨット日和と思いきや運営する役員の方々から悲鳴の声。「風がなくてはレースが成立しないよ」そして5日は午前中相変わらず無風状態でなかなかレースが始まりません。そして、始まったと思ったら今度は強風に早変わり。一年生のクルーはヨットの操縦に四苦八苦。安全を考慮して、早々にレース中止。素晴らしい晴天の二日間で予定されていた6レースが何とか4レース消化されたものの、選手達も不完全燃焼の県総体でした。室内競技で過ごしてきた私にとって、天候に影響される競技の難しさとそれぞれの競技で固有の苦労があることを痛感した二日間でした。選手の皆さん、役員の皆さんお疲れ様でした。

卒業生の力

 

 5月27日、東京の建設会社さんのご協力をいただき、卒業生を講師に招いての溶接出前授業を開催しました。一般企業で磨かれた素晴らしい腕前を見学し、その技術の高さに驚くとともに、先輩方から実際にご指導いただき技術習得に大いに役立ちました。その他本校では、食品関係の企業さんを訪問し先輩から実際にご指導をいただいたり、工業関係では電気工事士資格取得や原動機分解組み立てや機械検査等で、社会で活躍する先輩方から直接ご指導をいただく講習会を開催しています。教育活動全般にわたり、部活動やインターンシップ、進路関係等様々な機会で先輩方にお世話になっておりますが、改めて卒業生の力というものの大きさを実感させられた一日でした。

PTA支部懇談会真っ盛りです

 

 PTA活動における三本の矢といわれるのが「全体PTAと学年PTA、そして支部(地区)PTA。」 その一つでもある支部PTA懇談会が5月13日本吉支部を皮切りに開催されます。全体の場では、各地域が抱える問題・課題は発言しにくいものです。また、通学範囲の広い高校の場合、遠方の地域・支部の様子も見えにくく、アウエーの学校では発言しにくいことも、ホームの各地区内では本音で話し合える利点もあります。その意味では、私はいつも楽しみにしている行事の一つです。学校にとっては耳の痛い話題も出ますが、学校進化の好材料にもなります。さあ、今年はどのような話題になりますか。ワクワクしています。

 本吉:    5/13 19時  本吉公民館
 唐桑:    5/14 19時  唐桑公民館
 階上:    5/18 19時  階上公民館
 鹿折:    5/20 19時  学校
 大島:    5/21 19時  開発センター
 歌津・志津川:5/27 18時半 平成の森
 面瀬:    6/ 6 19時  面瀬公民館
 松岩:    6/10 18時半 松岩公民館
 新月:    6/11 19時  未定

 ※ 気仙沼、条南は調整中

昔懐かし本吉総体での応援合戦

 

 今年度の本吉総体が地区内各施設において開催されました。特に県総体の地区予選を兼ねた競技については、熱い戦いが繰り広げられ、向洋勢も優勝したバドミントン部、卓球部始め大健闘という結果でした。(結果はTOPICSをご覧下さい)6月開催される県高校総体では東北大会・インターハイ出場を目指し頑張って欲しいと思っています。
さて、本吉総体の時期になると、ついつい思い出してしまいます。かつての本吉総体での開会式、特に応援合戦を。今でこそ、当日は早々に各会場に分散し競技を行っていますが、かつては各競技開始前に気仙沼高校の校庭に地区内全生徒が集結し、大々的に開会式を行っていました。そして、メインは何と言っても応援合戦でした。各校の校歌・応援歌が賑やかに香久留ケ原にこだまし、各校応援団が中心となったエールの掛け合いは壮観でした。応援合戦については当時も賛否両論があったことも事実ですが、今振り返ってみると、懐かしく思い出される一コマです。時代とともに様々なものが変化していきます。時代錯誤といわれるものもたくさんありますが、反対に失いたくない物もたくさんあります。高校時代の1ページとして大切に保管して行きたい風景と思うのは私だけでしょうか。

PTA総会無事終了  PTAで「パッと、楽しく、遊びましょう」

 

 4月24日、今年度のPTA総会が開催されました。天候にも恵まれ多くの保護者の方々にご来校いただき、総会・学年会・学級懇談に参加いただきました。特に総会に先立っての授業参観では近年になく多くの参観者があり、生徒達の授業風景をご覧いただきました。
 本校のPTAのスローガンは「P:パッと、T:楽しく、A:遊びましょう」だそうです。各種行事には多くの保護者の方々に参加していただき、いつも笑い声が絶えず楽しく交流されております。今年も、支部懇談会、研修旅行や向洋祭での出し物等、各種PTA行事が予定されています。是非積極的にご参加いただき交流を図っていただければと思っています。

総体壮行式開催  頑張れ 向洋生!

 本日6校時目、本吉総合体育大会及び宮城県総合体育大会に向けた校内壮行式が行われました。野球部を除く11の部活の代表がそれぞれ、決意をのべ健闘を誓いました。特に相撲部のO君の「インターハイ出場」宣言には嬉しくなりました。高い目標を持ってその目標実現に向けて頑張ることは素晴らしいことだと思います。昨年、ヨット部、ラグビー部、卓球部が東北大会出場を果たしました。残念ながらインターハイまではあと一歩で届きませんでしたが、今年こそは是非頑張って中国インターハイ出場を実現して欲しいと思っています。

熊本地震 募金に感謝します

 

 4月23・24日の両日、市内4カ所で熊本地震の募金活動を行いました。本校は震災により校舎が全壊し、まさにゼロからの再建、スタートでした。そして、九州の球磨工業高校さん、津久見高校さん、島原工業高校さん、宮崎海洋高校さんはじめ全国多数の高校、団体の皆様方からご支援をいただき、教育活動が再開でき、今日に至っています。多くのご支援に感謝し、そのご恩返しの意味も込め、いち早く校内での募金活動を行いましたが、「街頭での募金活動をしましょう」という声が沸き起こり、学校をあげて、街頭での募金活動に発展しました。
 小さい子供達が「お願いします」と募金箱に入れてくれました。わざわざタクシーから降りてきて募金してくれました。貯めていた1年玉をたくさん持ってきて募金していただきました。そこには熊本に想いを寄せる様々な姿がありました。街頭に立った生徒達も、被災地気仙沼市民からの「熊本の皆さんへの応援の熱い思い」を感じ取ってくれたことと思います。そして、改めて我々気仙沼向洋高校も多くの皆さんに支えられていることを実感した2日間でした。皆さんの思いをしっかり届けさせていただきます。ご協力ありがとうございました。

校内の桜、今満開です

 

 全国各地から例年より早い桜の便りが届き、本校でも心待ちにしていたしだれ桜が今満開を迎えています。仮設校舎という無機質な雰囲気の漂う本校において、校門脇のしだれ桜が生徒達の心を癒やしてくれています。気仙沼は震災の影響で、大川沿いの桜並木が失われ、また、神山川沿いの桜並木も今年が見納めとか。桜の季節になると、日本人に生まれて本当によかったと実感する日々です。30年4月には階上長磯地区に新校舎が完成しますが、校内には永く生徒達や地域の皆さんに愛される桜並木を是非整備したいと思っています。本校の校門脇の桜、今が満開です。是非土日にはお出かけ頂いてご堪能下さい。

メンバーも揃い、無事『向洋丸』の出港です。

 

 4月8日、気仙沼市総合体育館(Kウエーブ)において126名の新入生が、真新しい制服やスーツに身を包み、心もち緊張の中で入学式を無事終えることができました。地域の皆様、同窓生、PTA役員の方々など、多くのご来賓の方々にご出席をいただき、厳粛な中にも心温まる式となりました。
そして、4月11日は初登校での対面式。気仙沼向洋高校の平成28年度のメンバーが一堂に会し、無事『向洋丸』の出港です。2・3年生の先輩方と初対面した新入生は、さぞ緊張の連続だったことでしょう。また、対面式後に開催された部活動紹介での先輩方のパワーに圧倒された新入生もいたかもしれません。しかし、対面式で改めて向洋生となれた実感が湧いてきたのではないでしょうか。気仙沼向洋高校に入学し、同級生や先輩、先生方との新たな出会いの始まりです。この出会いを大切にし、生徒と先生が一致団結して素晴らしい気仙沼向洋高校をつくっていきたいものです。『向洋丸』の素晴らしい航海が続くことを期待します。